新生児の鼻水・鼻づまり、どうやって解消する?詰まりやすい理由から対処法まで解説

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新生児によくある鼻づまり。赤ちゃんの鼻腔内は大人より繊細で、ちょっとしたことで鼻水が出やすくなってしまいます。鼻が詰まると呼吸困難に陥る場合もあるので、早めに対処してあげて赤ちゃんの呼吸を楽にしてあげましょう。

新生児の鼻水・鼻づまり、どうやって解消する?詰まりやすい理由から対処法まで解説
新生児は鼻水・鼻づまりのトラブルが多い傾向にあります。
鼻づまりが起きると、ミルクが飲みにくい・眠りが浅くなるなどのトラブルが起こりやすいので、鼻づまりはなるべく早く解消してあげましょう。
この記事では、新生児の時期に起こる鼻づまりの原因や解消法についてご紹介します。

新生児の赤ちゃんによくある「鼻水・鼻づまり」

新生児の赤ちゃんは、鼻の周りの器官が未熟です。体調が悪くなくても、鼻水・鼻づまりを起こしてしまうことがあります。
また、赤ちゃんの鼻の穴は小さく、粘膜も敏感なため、ちょっとした気温の変化や乾燥が刺激となって鼻水が出て鼻が詰まりやすくなってしまいます。

新生児の鼻が詰まると、どうなる?

赤ちゃんは自分で鼻づまりを解消することができません。
鼻が詰まっていても、口呼吸が上手にできないため、以下のような症状が現れる場合があります。

母乳が飲みにくくなる

新生児は鼻呼吸が主なため、鼻が詰まっていると呼吸がしづらくなり、結果、母乳が飲みにくくなってしまいます。母乳やミルクをあまり飲まない場合、1日に行う授乳回数を増やしてみましょう。1回に飲む量は減ったとしても、こまめにミルクや母乳を与えていれば問題ありません。
明らかにいつもより飲む量が減ったり、飲みっぷりが悪かったりする場合には、早めに病院に相談しましょう。

眠りが浅くなる

鼻呼吸の新生児は、鼻が詰まると、苦しくてなかなか眠れなくなります。新生児の赤ちゃんは1日の大半を眠って過ごします。しかし、鼻が詰まっていると睡眠の質が悪くなり、眠りが浅い、なかなか寝てくれないなどのトラブルに発展しやすいです。この状態が続くと、お父さんお母さんも寝不足になってしまう可能性もあります。ぐずってなかなか寝ない場合は、もしかすると鼻づまりが原因かもしれません。

なぜ新生児の鼻は詰まりやすいの?

なぜ新生児の鼻は詰まりやすいの?

鼻の呼吸器官が狭い

新生児の鼻は構造的に詰まりやすくなっています。大人と比べると、鼻が全体的に低く鼻腔が狭いです。加えて鼻の穴も小さいので、鼻水が溜まりやすく出づらい状況になっています。
常に上向きで寝ていることも、鼻が詰まりやすい原因です。

鼻水が固まるとすぐに詰まってしまう

新生児は、自分で鼻水をかむことも拭き取ることもできません。そのため、鼻水が鼻の入り口で固まりやすく、結果的に鼻が詰まる原因となります。
また粘膜が敏感なので、気温の変化や乾燥が原因で鼻水が分泌されやすく、固まってしまうことも考えられるでしょう。なるべくこまめに鼻水を拭き取ってあげることが大切です。

鼻づまりを解消するには?

気温や環境など様々な理由が原因で、赤ちゃんは鼻が詰まりやすいです。鼻が詰まって苦しそうな赤ちゃんのためにも、早く鼻づまりを解消させてあげたいですよね。
赤ちゃんの鼻づまりを解消するための主な対処法について見ていきましょう。

鼻を温める

すぐにできる対処法は鼻を温めることです。
蒸しタオルで鼻まわりを温めてあげると、鼻の粘膜を湿らせることができるので、鼻水が出やすくなります。
蒸しタオルは、濡らしたタオルを電子レンジで30秒間加熱するだけで簡単に作ることができます。鼻にあてるときは、赤ちゃんの肌に触れてもやけどしない程度まで温度を下げてから使用してください。この時、呼吸ができるように鼻の穴をふさがないように注意してください。
また、鼻にタオルを乗せている時は窒息を避けるために、赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんの周りを加湿する

新生児がいる部屋の中を加湿するのもおすすめです。鼻水がドロドロで吸い取れない場合や、強い鼻づまりは、部屋の加湿が効果的です。加湿器を使用して、部屋の湿度を50~60%にキープすることで、鼻水が出やすくなり鼻づまりを解消できます。
加湿器がなくても、濡れたタオルや洗濯物を干しておくだけでも、部屋は加湿されるので、すぐに加湿したい場合はタオルなどを使うと良いでしょう。

鼻吸い器で吸引してあげる

鼻水がたまって苦しそうにしていたり、ミルクや母乳をうまく飲めない、眠りが浅くてぐずっている場合は、鼻水を吸い取ってあげましょう。
口を使って鼻水を吸い取るアイテムや、自動鼻水吸引機を使用すれば、簡単に赤ちゃんの鼻水を吸い取ることが可能です。
また、耳鼻咽喉科や小児科を受診すれば赤ちゃんの鼻水を吸引してくれます。もし鼻水が固まって取りにくい場合は、蒸しタオルを使って固まった鼻水を柔らかくしたり、お風呂上りに鼻水を吸引してあげると鼻水が吸いやすくなります。
鼻水が固まっているからといって強い力で鼻水を吸引してしまうと、鼻腔内を傷つける原因にもなるので、気をつけてください。

鼻水・鼻づまりだけで病院に行くべき?

あまりに鼻がズルズルして苦しそうだと、病院へ受診するべきか迷いますよね。
鼻水もたくさん出ていて熱もあり、嘔吐もしている場合は迷わず病院を受診する必要があります。ですが、鼻水を出しているからと言って、必ずしも体調が悪いという事に結びつかないかもしれません。では、鼻づまりだけで病院に行くべきなのでしょうか?次のことをチェックしてみましょう。

鼻水・鼻づまりだけでは風邪とは言い切れない!

赤ちゃんが鼻水を出していたり、鼻づまりを起こしていたとしても、それが必ずしも風邪であるとは言い切れません。赤ちゃんの鼻腔内の粘膜は大人と比較して非常に弱いので、些細な理由で鼻水が出たり、鼻づまりを起こしてしまうことがあります。
鼻水や鼻づまりが起こっても、赤ちゃん自身が元気であれば風邪とは言い切れないので、まずは様子を見てあげると良いでしょう。

鼻水・鼻づまり以外の症状をチェックしましょう

鼻水や鼻づまりを起こしている際、まず赤ちゃんに熱や咳などそのほかの症状が出ていないかチェックしてみましょう。

  1. 熱を出していて元気がない
  2. ぐったりしている
  3. ミルクや母乳をあまり飲まない、もしくは吐いている
  4. 1日に何度も吐いている
  5. ケンケン、ヒューヒューといった咳や呼吸音をさせている
  6. 眠らない
  7. 体に湿疹がでている

   
こういった症状がある場合は早めに医療機関への受診を検討しましょう。

普段から鼻をケアしてあげよう

普段から鼻をケアしてあげよう
赤ちゃんの体はまだまだ未熟ですので、丁寧にケアをしてあげることが大切です。
普段の生活でチェックしておきたい点や、鼻のケア方法をご紹介いたします。

呼吸で「フガフガ」音を立てていないかチェック

息でフガフガ音を立てている場合、鼻が詰まっているのかもしれません。
ただし、鼻づまり以外に鼻をフガフガさせる場合があります。赤ちゃんは生まれてから数週間たつと体の肉付きがよくなり、鼻の穴の通りにも肉がついてきます。そのため、一時的に呼吸がしづらくなることもあるようです。
もし鼻をフガフガさせていても、ミルクや母乳をしっかり飲み、起きているときは元気に手足をバタバタさせ、寝ているときはしっかりと熟睡できているなら、特に心配する必要はありません。しかし、赤ちゃんはすぐに体調が悪くなることがありますので、様子を見て、体調の変化があれば病院を受診するようにしましょう。

固まる前に鼻水を拭く

鼻づまりを防ぐ方法としては、鼻づまりを起こす前に鼻水をこまめに拭いてあげることです。鼻を拭く際、タオルなどで擦ると鼻が赤くヒリヒリしてしまうので、ウェットティッシュや保湿ローションが含まれたティッシュ、柔らかなガーゼなどで優しく拭きとってあげましょう。

ウェットティッシュや濡れタオルで拭いた後はきちんと保湿

まだ鼻をうまくかむことができない新生児の赤ちゃんは、大人が鼻水を拭いてあげたり、吸い取ったりしてあげる必要があります。
しかし、赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄いため、外部刺激による影響を受けやすく、乾燥しやすいです。
生まれたときは天然の保湿成分で守られていた皮膚も、生後2~3か月になると乾燥しやすくなります。肌を拭いてきれいにした後は、しっかりと保湿を行いましょう。

鼻づまりはよくあること。だからこそ注意しよう

新生児の鼻づまりはよくあることです。ですが、病気につながるケースもありますので、赤ちゃんの様子を見ながら、対処してあげましょう。
どうしても鼻水が取れないときは、病院で鼻水吸引をしてもらうこともおすすめします。鼻水の症状のみの場合は耳鼻咽喉科、鼻水以外にも症状がある場合は小児科にかかると良いでしょう。

まとめ

新生児の赤ちゃんの鼻づまりの原因と対策方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
赤ちゃんはよく鼻水を出したり、鼻をよく詰まらせてしまうので「病院に行ったほうがいいのかな?」と慌ててしまう方も少なくはないでしょう。そんな時は、受診する前に熱があるか、ミルクは吐き戻すか等セルフチェックを行い、熱がなく元気であれば慌てず様子をみましょう。
吸引グッズや蒸しタオルなどを使用することで鼻づまりは改善することがありますので、鼻水が出始めたときに早めの対策を行うようにしてください。

監修:アドバンス助産師 S

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