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毎月12日は育児の日!育児の日が生まれたキッカケや、家庭で育児に取り組むヒント

神戸新聞社が提唱する毎月12日の「育児の日」。今回の記事では、育児の日とはどんな日なのか、背景や取り組みにはどのようなものがあるのか詳しく解説。

毎月12日は育児の日!育児の日が生まれたキッカケや、家庭で育児に取り組むヒント

毎月12日は、「育(いく=1)児(じ=2)の日」だということをご存じですか?

今回の記事では、育児の日にはどんなことをするのか、育児の日の背景にはどのようなことがあり、どのような取り組みが行われているのかについて詳しく解説をしたいと思います。

育児の日について詳しく知ることで、家庭で育児を分担して行うためのヒントも見えてきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

育児の日とは?背景や取組みについて

育児の日とは?背景や取組みについて

それではまず初めに、育児の日とは何なのか、どのような背景があって生まれた日なのか、そしてどのような取り組みがなされているのかについて詳しく解説をしていきます。

育児の日とは?

育児の日とは神戸新聞社が提唱した記念日で、日本記念日協会にも登録されています。

毎月12日を「育(いく=1)児(じ=2)」の日として広く提唱し、社会全体で子育てについて考える機会を設けることが目的です。

神戸新聞社では育児の日にまつわるキャッチフレーズや啓発用ポスターを作成し、育児の日やそれに伴う運動が全国に浸透することを目指しています。

参考:「育児の日」運動(神戸新聞社)

育児の日はなぜ生まれた?

育児の日がどのような日かわかったところで、次は育児の日が生まれるに至った背景について深掘りしていきましょう。

育児の日は、神戸新聞社が展開してきたさまざまな子育てに関するイベントや啓発事業のうちの1つです。

皆さんもご存じの通り、近年日本では核家族化を代表とする子育てをめぐる環境の大きな変化が起こっています。親が1人で子と向き合う必要のある「孤立した子育て」も増加しています。

そんな子育てを取り巻く状況の複雑化を受けて、神戸新聞社は子育て支援プロジェクトである「すきっぷ21 みんなの子育て」を始動しました。

「すきっぷ21」では、神戸新聞社と子育て支援団体、大学などの専門家が協力し、子育てに関するイベントや啓発事業を展開しています。

その一環として提唱されたのが、「育児の日」なのです。

参考:すきっぷについて

育児の日はどう過ごすモノ?

いかがでしょうか。育児の日の成り立ちや取り組みについては何となくわかっていただけたかと思います。

ですが、「成り立ちはわかったけど、具体的に何をするの?」「神戸市民じゃない自分は関係ない?」とお考えの人もいることでしょう。

ご安心ください。育児の日は、単なる啓発にとどまりません。育児の日は家庭や地域、職場といった多くの場に対して具体的な取り組みを促す日であり、全国への意識の広がりを意図した日でもあるんです。

この日はお父さんやお母さんが残業をせずに帰れるようにしたり、おじいちゃんやおばあちゃんと仲良く遊ぶ日にするなど、考えられる取り組みはさまざまです。

皆さんの育児に対する温かい気持ちがこの具体的な取り組みを決定づけていく日として、育児の日は存在しています。

参考:「育児の日」運動

育児を楽しむためのヒント

育児を楽しむためのヒント

ここまでで、育児の日についての背景や取り組みについてはある程度ご理解いただけたかと思います。

ですが、いくら育児の日にさまざまな取り組みがなされているといっても、育児は楽しいばかりではありませんよね。家庭内でうまく力を合わせて取り組み、子供やパートナーの笑顔をうまく引き出してあげることが大切です。

そこでここからは、育児を楽しみながら取り組むためのヒントについて説明をしていこうと思います。楽しみながら育児をしたい方や、これから育児を始める予定の方はぜひ参考にしてくださいね。

家事の分担を可視化する

育児を楽しむためにまず大切なことは、育児を含め家事をしっかりと分担することです。

どちらか1人だけの負担が大きくなることは避け、2人とも同じくらいの家事を行うようにしましょう。家事の分担を丁寧に行うためにおすすめの方法が、家事の分担を可視化することです。

まずは、行わなければならない家事を一度紙に書き出してみましょう。掃除や洗濯といった重たいものから、ゴミ出しなどの比較的軽いものまで、思いつく限り書き出します。家事の重さによってグループ分けをしてみるのも手かもしれません。

すべて書き出すことができたら「ここはあなたの仕事、ここは自分の仕事」というように1つずつ丁寧に振り分けていきましょう。

全部振り分けることができたら、綺麗な家事の分担表ができているはずです。この分担表に則って家事をしていけば、どちらか1人だけの負担が大きくなってしまうという事態を避けることができますよ。

またこの分担表はあとから修正ができるようにホワイトボードなど消して書き直しができるもので作成するのが有効です。

アウトソーシングや家電を活用する

次に紹介するのは、アウトソーシングや家電を利用するという方法です。少々聞きなれない言葉かもしれませんが、簡単にいうと「家事を家庭外の人や家電に頼る」ということです。

例えば家政婦(家政夫)さんや家事代行の人を雇ったり、全自動の食洗機やロボット掃除機を利用したりして外部の力を頼ることで、今まで長くかかっていた家事の時間を省くことができますよ。

「家事代行なんて頼んだことがないから少し不安…」「全自動の家電って高いんでしょ?」と思われる方は、家電の短期レンタルや家事代行のお試しキャンペーンを利用してみてはいかがでしょうか。

外部の力を頼ることの良さを一度体験してみて、その後で家事代行や家電の導入を検討しても、まったく遅すぎるということはありません。

我慢せず、家庭内で話し合う場を設ける

家庭内で家事を視覚化して分担したり、ほかの人や家電に家事を頼ったりして家事の負担を軽減しても、家庭内で家事の不満が生じてしまう可能性はゼロではありません。

分担はしてみたけど上手くいっていかなかったり、家事代行の人のやり方が実は気に食わなかったりなど、「かえって負担を増やしてしまった……」ということが起こってしまうと、あなたにとってもパートナーにとってもストレスですよね。

このような事態を防ぐためにも、何か不満が生じたら我慢せずに、家庭内で話し合う場を設けましょう。きちんと話し合うことで、お互いの意見や考えを共有することができ、より効率良く家事に取り組むことができるようになるはずです。

また完璧な家事を求め合うのではなく、余裕を持った接し方をすることも大切です。日頃の感謝もきちんと伝え合うようにすると、良い雰囲気で家事に取り組むことができるようになるでしょう。

育児の日に親子でチャレンジ!おすすめの過ごし方3選

育児の日に親子でチャレンジ!おすすめの過ごし方3選

ここまで、育児の日や家庭で育児を円滑に行うためのヒントについてお話ししてきました。育児の日や育児に対しての意識づくりについて、深く理解していただけたことかと思います。

そこでここからは、育児の日の過ごし方として、親子で取り組むことのできるものを紹介していきます。毎月12日が楽しみになるような過ごし方を選んでいるため、ぜひ家庭で楽しんでくださいね。

家で一緒にご飯を食べよう

共働きの家庭が増えてきている昨今、家族全員で食卓を囲む機会があまりとれないという方もいるのではないでしょうか。

そんな家庭では育児の日に合わせて仕事から早く帰れるようにし、家族で一緒にご飯を食べるのがおすすめです。

ふだん一緒に食卓を囲むということが少ない分、「特別な日」を効果的に演出することができますよ。子供たちの成長やどんな生活を送っているのかについても知る機会になり、家族の絆を一層深めることが可能です。

焼肉やぎょうざ、鍋など、みんなでひとつの料理を囲むようなメニューにするのも手かもしれません。

家族団欒でできる行事を企画する

普段から食卓を家族全員で囲んでいるという家庭は、家族団欒できる行事を企画するのもひとつのアイディアです。

育児の日が平日であれば夕食後にゲーム大会やお菓子パーティーを開いたり、プレゼント交換会をするのもよいかもしれません。育児の日が休日であれば、外へ出かけることも考えられますね。

平日に行事をするのが難しいようであれば、育児の日を休日に繰り越すのも手です。

また、家族団欒できる行事についてのアイディアを子どもたちから募るのも、家庭内の絆を深める意味もあって効果的かもしれませんね。

感謝の言葉を伝え合う機会にする

ふだんからとても近い距離にある家族といっても、なかなか日頃の感謝を伝え合うのは気恥ずかしいもの。育児の日こそ、この感謝の気持ちを伝え合う機会にしてみてはどうでしょうか。

直接言葉を交わすもよし、恥ずかしい場合は家族内でメッセージカードを回すなどの工夫を行うもよしです。お互いに感謝の気持ちを伝え合うことで、家庭内でのいざこざも減り、自然と家事の分担なども上手くいくようになりますよ。

また、お互いの思っていることを伝え合うことで変な誤解やわだかまりを解消することができるのも嬉しいポイント。家族の仲を円滑にするためのコミュニケーションとして、育児の日を有効活用してみてください。

まとめ:育児の日は家族団欒を楽しもう!

いかがでしたか?今回の記事では、育児の日が生まれた背景と育児の日に行われている取り組みについてお話ししました。

育児についての意識や家庭内での役割分担のあり方に注目が集まっている現代社会において、育児の日や関連する取り組みはとても大きな意味合いを持っていると考えられます。

みなさんも育児の日をひとつの足がかりとして、家庭内での役割や家族の関係性について一度しっかりと振り返ってみてはいかがでしょうか。育児の日を「イベントを行う日」と位置付けて家族サービスを盛大に行うのもおすすめです。

きっと、家庭内の関係性も今よりずっとスムーズになると思いますよ。

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