大物を釣って成功体験を!冬こそ親子で釣りを始めよう!
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近年、盛り上がりを見せているアウトドアブーム。キャンプなどもみんなで楽しめるイベントですが少し手間がかかることもありますよね。そんな中で、サクッと日帰りでもできる「釣り」は子連れにはおすすめのアウトドアのひとつです。この記事では「釣り」が子どもにもたらす影響やそこから学べること、冬に釣れる魚についてご紹介します。
子どもが釣りから学べること
みなさんは釣りをしたことはありますか?大人になってからは忙しくてなかなか行けていなかったけれど、子どものころに親に連れて行ってもらったなあ……そんな思い出がある方も中にはいるのではないでしょうか。
よくアウトドアの一環として家族で釣りにいくことがありますが、実は子どもが釣りから学べることは魚を釣ることの喜びだけでなく、他にもたくさんあるのです。
待つことの大切さ
行ったことがある人ならわかると思いますが、釣りは待ち時間が長いものです。たまにパッと釣れることもありますが、竿を固定して置いておく道具が売られているくらいには待ち時間の長いものです。魚を釣るということはじっと待つ大切さを覚えるのに絶好の機会と言えるでしょう。
魚の生態
魚を釣るということは、魚の生態を知ることができるとも言えます。たとえば、ここの海でこの季節だったらこんな魚が釣れる、この川の上流付近ならこんな魚が釣れるなど、魚の生息地・旬の時期を知ることができます。
魚が釣れる時期はいわゆる「旬」の時期ですので、食についても同時に学べると言えます。旬の食材は、その他の時期に比べて栄養価が高い傾向にあるので、旬の食材・魚を食事に取り入れることは、健康面でもいい影響をもたらすと言われています。
また生息地・旬以外にも、魚ごとの見た目の違い等も目で見て確認出来ます。実際の魚を見るのって、図鑑から飛び出してきたみたいでワクワクしてきますよね。
水辺の危険性
ここまで述べたとおり、釣りからは待つことの大切さや魚の生態について学ぶことが出来ます。
しかし、釣りは水辺で行うことですので、もちろん危険が伴います。毎年700~800人が水難によって命を落としているという事実がある通り、水辺は非常に事故の起こりやすい場所と言えます。特に子どもを連れていると大人だけの場合よりも危険が伴いますので、充分に気をつけましょう。
ただ、そんな環境だからこそ、どこがどう危ないか、どのように危ないのかが伝わりやすいとも言え、釣りは水辺の危険性を子どもが学ぶ良い機会にもなるのではないでしょうか。
自分で魚を釣り上げる「成功体験」
魚を自分で釣り上げるというのは、ひとつの「成功体験」です。自分で餌をつけて、長い時間じっと待って、その末にやっと釣れた魚はこれまでない喜びを実感出来ることでしょう。
子どもが苦手とするじっと待つ時間を要するため、ゲームで勝ったりテストで100点を採るのとは別の大きな喜びを得られると思います。
自分で釣れた魚を食べて魚嫌いを解消
生臭さや食べる手間がかかることなどから魚料理を好まない子どもは少なくありませんが、そんな子でも自分で釣った喜びを実感した場合、魚嫌いを解消できるかもしれません。
お母さんが作ってくれたご飯もありがたいですが、自分で釣った魚の場合、さらにありがたみや喜びが強くなるため、食わず嫌いだった子や苦手意識のあった子でも食べてくれる、そんな事象もよくあると言われています。
子どもが魚嫌いな場合は是非一度釣りに連れて行ってみてはいかがでしょうか?
冬に釣れる魚とは?
冬に釣れる旬の魚をご存知でしょうか。魚売り場やお寿司屋さんを想像すれば旬の魚ってわかりやすいかも知れませんね。冬に釣りに行く際に狙い目の魚を紹介します。
冬の魚は大物が多い?!
まずは冬が旬の魚の特徴についてです。冬が一番美味しい・旬と言われている魚たちは、温かい季節に生まれた小魚が育って冬に旬を迎えます。では冬の魚はなぜ脂がのっている魚が多いのでしょう。
冬が旬の魚は、冬の低い水温から身を守るため脂が蓄えられます。そのため、脂ののった魚が多く、サイズも大きめの魚が多いのです。
地域問わず釣れるサワラ
みなさんは、「サワラ」の漢字をご存知ですか?「鰆」と書きます。漢字に「春」が入っていますが、旬は冬からと言われています。それは何故なのでしょう?
サワラは冬の時期だけ雑食となり、EPAやDHAなどの人体にとって大切な栄養素が多く含まれるようになります。この時期のサワラはとても美味しいので、是非親子で釣りにいって食べていただきたいです。
通年釣れるアジも冬なら大物が!
「アジ」は干物でも塩焼でもフライでもおいしい魚。イメージとして、一年中食べられるような気がしませんか?確かに一年中食べられる魚ではあります。つまり一年中いつでも釣れる魚なわけですが、実は冬のアジは一味違います。
夏の豆アジが成長し、脂ののった大物に育っています。小さいアジでは釣り甲斐がないかもしれませんが、この時期のアジは一味違いますので是非狙ってみてはいかがでしょうか。
他にも、アジは「マアジ」「マルアジ」「シマアジ」など種類がありますので、この味はどの種類かな?と図鑑と見比べてみたり調べてみながら釣りをするともっと楽しめるかもしれません。
骨が細いワカサギは子どもでも食べやすい
冬の釣りで最も有名なのは「ワカサギ」ではないでしょうか。
ワカサギは厚い氷で覆われた湖にテントを張って、氷に穴をあけてじっと待つ、とても寒い環境下で行う釣りなので、しっかりと防寒具を着用して行きましょう。冬の風物詩でもあるワカサギ釣りですが、寒い場所と氷の上という環境ですので、事故には細心の注意を払うようにしましょう。
ワカサギは小さくそのまま骨ごと食べられる魚ですので、子どもでも食べやすい魚です。骨ごと食べることで、子どもの成長に重要なカルシウムを多く摂取することもできます。丸ごと天ぷらにしたり南蛮漬けにしたり、骨まで火が通る形で食べるのがおすすめです。
初心者におすすめなサビキ釣り
みなさんは「サビキ釣り」という言葉をご存じでしょうか。釣り未経験の方でしたら聞いたことない方のほうが多いかもしれません。「サビキ」という言葉は日常ではなかなか使わないと思いますので、そこからご説明していきます。
サビキ釣りとは?
そもそも「サビキ釣り」の「サビキ」とは何でしょう。
サビキとは、釣りに使用する擬餌バリのことです。擬餌バリとは、魚の好む小エビ・小魚などにかたどって作った人工の餌をつけた釣り針のことを言います。サビキ釣りでは、エサを釣り針に付けるのではなく、小網に詰めて海に入れ、疑似餌バリの周りに拡散させることで、疑似餌バリに食いつきやすいようにします。
この小網に入れるエサは「コマセエサ」(撒きエサ)と呼ばれ、オキアミやアミエビなどの小型のエビと配合餌が混ぜ込まれた状態で売られています。配合餌だけでなく、オキアミやアミエビなど疑似餌バリの形状と似ている餌を混ぜることで、魚をより勘違いさせることができるため、針の形状に合わせてコマセエサ(撒きエサ)を選ぶといいでしょう。
サビキ釣りのメリット
サビキ釣りは初心者も挑戦しやすい点がメリットです。たとえば、ハリにエサを付けたりする必要はありません。また、仕掛けを遠くに投げる必要がなく、足元に投下するだけで魚が集まってきて、勝手にハリ掛かってくれるという仕組みです。
子どもでも初心者でも手軽に楽しめるはずです。
釣り道具以外にも!準備しておきたいグッズ
釣りに行く際は、釣り竿やバケツの他に、長く待つ時間も快適に過ごすために持っていくべきグッズがあります。これらを持っていけば、長い待ち時間も釣った後の魚も新鮮に持って帰ることができたりといろいろ便利なので是非ご紹介させてください。
長期戦も椅子があれば楽ちん
釣りでの待ち時間というのは、1回釣り上げるだけでも数分から数時間までまちまちですが、合計すれば数時間は余裕で越えてしまいます。
そんな長時間を快適に過ごすため、キャンプなどで使用するような折りたためる椅子を持参するととても快適に過ごせます。折りたためるものだったら運ぶ際にも邪魔になりにくくて良いですよね。
冬でもあった方がいいクーラーボックス
釣った魚を持ち帰るにあたって、クーラーボックスは必須ですよね。「冬は寒いんだから要らないんじゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、冬で外が寒くても移動の車内はエアコンを使用してたりと意外と温かい環境なことが多いため、しっかりとクーラーボックスは使用しましょう。
魚は鮮度が命ですので、帰っておいしくいただくためにもここは怠らないのがベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。親子で釣りをするメリットは、おいしく魚を食べられるだけでなく、釣りから子どもが学ぶこともたくさんあるということがお分かりいただけたら幸いです。
冬の魚は、その環境に耐えて生きようとする体に変化しているため、脂がのっていておいしいものが多くあります。子どもを連れて水辺に行くことは少し危険が伴いますが、その分子どもも学ぶことがたくさんあるので、是非この冬は親子で釣りに行ってみてはいかがでしょうか。
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