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【保護者向け】保育園の連絡帳の書き方は?例文付きで解説

保育園の連絡帳は、保護者と保育園の先生をつなぐ重要な連絡手段です。しかし、「何を書いたら良いか分からない」「先生にどういった文章で伝えるべき?」という疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そもそも連絡帳は何のためにあるのか、どういったことを書くのか、連絡帳を書く際の注意点を解説します。ケース別の連絡帳の例文もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

保育園の連絡帳は何のためにある?

保育園の連絡帳は何のためにあるのか、疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ここでは、連絡帳の目的を簡単に解説します。

子どもの保育園での様子を知るため

連絡帳には、子どもの保育園での様子を保護者に伝えるという目的があります。

家庭と保育園では環境が異なり、子どもの様子や過ごし方も変わってきます。そのため、連絡帳は子どもが保育園でお友達とどのように接しているのか、どういった遊び方をしているのかを先生が保護者に伝える手段として使用されます。

他にも、連絡帳を通して保育園での子どもの様子を知ることで、子どもの好きなことや苦手なことなど、知らなかった一面に気づくことができる手段でもあります。

子どもの様子を伝えるときの書き方は、後述の「▼子どもの様子を伝えるとき」で紹介しています。

保護者と保育園で協力して保育をするため

連絡帳には、保育園での子どもの様子を知る役割だけでなく、家庭での様子を先生に伝える役割もあります。

家庭での子どもの様子を伝えることで、子どもの性格や最近熱中していること、気になっていることなどを先生と共有することができます。それにより、先生側も短時間で円滑なコミュニケーションを取れるようになります。

送迎時は他の子どもと送り迎えの時間が重なることも多く、保育園の先生と話す時間が限られています。しかし、連絡帳があれば、送迎時の限られた時間の中では話せないような内容も、先生と共有できます。

連絡帳を通して、保護者と先生がお互いの人柄も知ることができるので、子どもに関する悩みや課題を一緒に考える相手として信頼関係を築けます。また、家庭での子どもの悩みや心配も解決しやすくなるでしょう。

先生とハイタッチ

お迎え時間の変更やお休みを先生に連絡するため

連絡帳を使って、お迎え時間の変更やお休みの予定を伝えることができます。急なお迎え時間の変更やお休みを伝えるときは保育園に電話が必要ですが、既に決まっている予定や変更が分かっている予定などは、事前に連絡帳に書いておくことで、スムーズかつ確実に伝達できます。

お迎え時間の変更やお休みの連絡をするときの書き方は、後述の「▼お迎え時間の変更やお休みの連絡をしたいとき」で紹介しています。

【ケース別】保育園の連絡帳に書くこと

普段、連絡帳に何を書いたら良いか分からないとお悩みの方も多いでしょう。基本的に、連絡帳の自由記入欄には子どもの日頃の様子を書き込みます。

ここからは、連絡帳に書くことの具体例をケース別にご紹介します。

子どもの様子を伝えるとき

自由記入欄に書くことは、最近の好きなものや家庭でどんな遊びをしているか、その日の体調など、子どもに関することであればどんなことでも問題ありません。

子どもの好きな遊びが分かると、先生が子どもを遊びに誘いやすくなり、体調が分かると体の調子を配慮した保育ができるなど、ささいなことでも先生にとっては重要な情報になります。

連絡帳に何を書くか迷ったときは、子どもの家庭での様子を伝えると良いでしょう。

例文

  • 保育園から家に帰ってきて、めずらしく妹と一緒に絵を描いて遊んでいました。
  • 最近はブロックが気に入ったようで、家でよく遊んでいます。
  • 昨日の夜から少し鼻水が出ています。その他に具合が悪い様子はありませんが、今日の外遊びはお休みしたいと思います。

先生にお礼を伝えるとき

日々の感謝や進級の際など、先生にお礼を伝えたいときも、自由記入欄が活用できます。

具体的な出来事を書くと、先生も読んでいてうれしい気持ちになります。

例文

  • 今日の遠足が楽しかったようです。「先生と一緒にお弁当を食べた!」と家に帰ってからたくさん話してくれました。いつも楽しく取り組めるイベントを企画してくださってありがとうございます。

お迎え時間の変更やお休みの連絡をしたいとき

先述したとおり、前もってお迎え時間の変更や、お休みの予定が分かっている場合は、連絡帳に書くとスムーズに伝えられます。

その場合は、「いつ」「どのくらいの日数」なのかを、きちんと伝えるようにしましょう。

あらかじめお迎え時間の変更やお休みが分かると、先生もスケジュール管理が楽になります。

例文

  • 来月の◯日は、祖父母の家で行事があるので1日お休みさせてください。
  • 〇月〇日は通院の予定があるので、お迎え時間を16時に変更させてください。

先生にお願い事や相談事があるとき

先生にお願い事や相談事があるときも、連絡帳が使えます。連絡帳で子どもに関する悩みを相談すると、先生がアドバイスをくれたり、一緒に解決方法を考えてくれたりする場合もあります。

ただし、アレルギーに関することなど重要な内容の場合は、対面での面談の時間を設けてもらうよう連絡帳に記入しましょう。

例文

  • 最近、『遊ぶのをおしまいにしようね』と伝えても嫌だと言って聞きません。保育園でも同じ様子でしょうか?先生がどのように声をかけているか参考にしたいので、教えていただけないでしょうか。

先生に家庭の事情を把握してほしいとき

保護者の仕事の都合や家庭の事情など、先生に把握してもらいたいことがあるときも、連絡帳を通して伝えることができます。

ただし、保護者が単身赴任になる場合などは、緊急連絡先の変更などの手続きが必要になるため、対面で伝えるようにしましょう。

また、うまく文章で伝えにくい内容のときは、先生と直接会って話す約束をするのも良いでしょう。

例文

  • 来週の◯日から再来週◯日まで私が出張で不在になりますので、その期間だけ子どもの送迎が夫になります。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

連絡帳を書く際の注意点

連絡帳には、子どもに関することなら基本的に何を書いても良いですが、書くべきでない内容や書き方で注意するポイントがあります。

直接話すべき内容は書かない

先生に直接話した方が良いことは、連絡帳に書かないようにしましょう。

たとえば、引っ越しの連絡や身内の不幸などは、いつ・どのような対応が必要になるか、先生と直接話して確認が必要です。また、お友達とのトラブルについて相談したいときも、文章では伝わりにくく誤解を招く可能性があります。

込み入った内容は、お互いの勘違いを生まないためにも、電話や面談などで直接話すようにしましょう。

先生と話し合い

長すぎる文章・空欄を避ける

子どもの様子や保育園への要望を細かく書いても良いですが、長すぎると先生も困ってしまいます。

文章が長いと、結局何を伝えたいのかが分かりにくくなってしまう場合があります。書き終わった後に読み直して、伝わりやすい文章になっているか確認することが大切です。伝えたいトピックが複数あるときは、箇条書きにすると先生も見やすいでしょう。

反対に、連絡帳が空欄だと家庭での子どもの様子が分からず、困ってしまいます。自由記入欄は、忙しくてもなるべく埋めるようにしましょう。

まとめ

連絡帳には、「子どもの保育園での様子を知る」「家庭での様子を保育園に伝える」「保護者と保育園の先生が情報を交換する」という3つの役割があります。

家庭と保育園では環境が異なるため、ささいと思われることであっても重要な情報になる可能性があります。本記事で紹介した内容を参考に、連絡帳を上手に活用してみてください。

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