早生まれの七五三はいつ祝う?満年齢・数え年別の実施時期を解説
また、一般的に七五三は11月に祝うものとされていますが、現在では子どもの成長や住んでいる地域の気候に合わせて、祝う時期を決めている方が増えています。
今回は、早生まれの子どもの七五三を祝うタイミングや、おすすめの時期について解説します。満年齢と数え年の年齢早見表も紹介しますので、早生まれの子どもの七五三をいつ祝うか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次 [CLOSE]
早生まれの子どもが七五三を祝うタイミングは?
七五三は、年齢の数え方によって祝うタイミングが異なります。
ここでは、七五三を祝う際の年齢の数え方や、早生まれの子どもがそれぞれの数え方で七五三を祝うタイミングについて説明します。
満年齢・数え年どちらでもOK
子どもが早生まれの場合、満年齢と数え年のどちらで七五三を祝っても問題ありません。
「満年齢」とは、生まれた時点を0歳とし、誕生日ごとに年齢が上がる数え方です。
一方「数え年」は、生まれた時点を1歳として、元日を迎えると年齢が上がる数え方のことです。
「兄弟でそろってお祝いしたい」「子どもの成長に合わせたい」など、家庭の状況に合わせてベストな時期を検討しましょう。
満年齢は1つ下の学年と一緒に七五三を祝う
満年齢を基準とした場合、早生まれの子どもは3歳の誕生日を迎えたあとに七五三を祝うことになります。
一般的に七五三は11月15日に祝う習慣がありますが、満年齢を基準とすると早生まれの子どもは11月の時点では3歳の誕生日を迎えていません。
満年齢を基準として七五三を祝う場合、早生まれでは満年齢3歳を迎えてから1つ下の学年の子ども達と一緒に祝うことになります。
数え年は同学年と一緒に七五三を祝う
数え年は、元日を迎えるごとに1歳ずつ年齢を重ねていく数え方です。つまり、誕生日がいつかどうかは関係なく、元日を迎えた時点で歳をカウントします。
数え年を基準として七五三を祝う場合、早生まれでは満年齢2歳の時点で同学年の子どもたちと一緒に祝うことになります。
同い年のお友達と祝いたいときは、数え年を基準にお祝いしましょう。
【満年齢・数え年別】七五三の年齢早見表
満年齢と数え年に分けた、七五三の年齢早見表を以下にまとめました。子どもの誕生年と照らし合わせて、七五三を祝うタイミングを検討する際の参考にしてください。
なお、七五三を祝う年齢は地域によって異なります。関東では女の子は3歳と7歳、男の子は5歳の時にお祝いするのが一般的です。一方、関西では女の子は同じく3歳と7歳ですが、男の子も3歳と5歳の2回お祝いすることが多い傾向にあります。
近年では、関西以外の地域でも、男の子が3歳の時に七五三のお祝いをするご家庭が増加しています。七五三のお祝いの年齢は、家族で話し合って、子どもにとって最適な時期を選びましょう。
- 3歳の七五三:男の子・女の子
-
満年齢 数え年 2024年
(令和6年)2021年(令和3年)
生まれ2022年(令和4年)
生まれ2025年
(令和7年)2022年(令和4年)
生まれ2023年(令和5年)
生まれ2026年
(令和8年)2023年(令和5年)
生まれ2024年(令和6年)
生まれ - 5歳の七五三:男の子
-
満年齢 数え年 2024年
(令和6年)2019年(平成31/令和元年)
生まれ2020年(令和2年)
生まれ2025年
(令和7年)2020年(令和2年)
生まれ2021年(令和3年)
生まれ2026年
(令和8年)2021年(令和3年)
生まれ2022年(令和4年)
生まれ - 7歳の七五三:女の子
-
満年齢 数え年 2024年
(令和6年)2017年(平成29年)
生まれ2018年(平成30年)
生まれ2025年
(令和7年)2018年(平成30年)
生まれ2019年(平成31/令和元年)
生まれ2026年
(令和8年)2019年(平成31/令和元年)
生まれ2020年(令和2年)
生まれ
早生まれで七五三を祝う際におすすめの月
早生まれで七五三を祝う際は、夏の暑い時期や冬の寒い時期を避け、満年齢の場合4〜5月、数え年の場合9〜11月がおすすめです。
ここからは、それぞれのおすすめポイントについて解説します。
満年齢の場合:4月〜5月
早生まれの子どもが、満年齢を基準にして七五三を祝うなら、3歳1カ月~3歳4カ月となる4〜5月頃がおすすめです。
満年齢で一般的な七五三の時期となる11月に祝おうとすると、3歳7カ月~3歳10カ月と4歳に近くなってしまいます。
また、4~5月は台風の影響を受ける心配が少なく過ごしやすい気温の季節であり、子どもだけでなく親の負担も軽減できるメリットもあります。
数え年の場合:9月〜11月
早生まれの子どもが、数え年を基準にして七五三をお祝いする場合は、9〜11月が適しています。
9〜11月頃であれば、早生まれでも2歳6カ月~2歳10カ月と3歳に近づいているため、ぐずつきなどの心配が少なくなるでしょう。
4〜5月に祝うとなると、2歳を迎えてから数ヶ月しか経っていないため、写真撮影やお参りなどに臨むにはまだ幼く、十分に楽しめない可能性もあります。
数え年2歳・4歳・6歳で七五三を行うときのポイント
早生まれの子どもの七五三を数え年で祝う際は、通常より1歳幼い「2歳」「4歳」「6歳」で迎えることになります。
2歳で七五三の行事を迎える場合は、親子が心身ともに負担がかかりやすくなるため、スムーズに進められるよう事前に対策を考えておくのがおすすめです。
七五三の行事をスムーズに進めるためのポイントは、以下の通りです。
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
長引いても良いように余裕を持たせた予定を立てる
早生まれの子どもが数え年で七五三を行う際は、時間に余裕のある計画を立てましょう。
特に3歳の七五三では、早生まれの場合、2歳のうちに祝うことになります。慣れない着物での写真撮影やお参りなどは、スムーズに進まないことも想定されるため、スケジュールに余裕を持たせておくのがおすすめです。
子どもの成長の様子を見ながら、七五三を満年齢で祝うか数え年で祝うか、検討しましょう。
イヤイヤ期対策をする
特に3歳の七五三では、イヤイヤ期対策をしておきましょう。早生まれの子どもが七五三を数え年で祝う場合、イヤイヤ期に差しかかる2歳で祝うことになります。
着物をなかなか着てくれない、歩くのを嫌がるなど、慣れない状況で子どもはぐずりやすくなります。当日の負担を減らすために、お参りとは別日に写真撮影をする「前撮り」や「後撮り」をする方法もあります。
その他、イヤイヤ期の対策として、以下の方法を検討してみましょう。
- イベントは早朝や昼寝の時間を避ける
- お参りは近場の神社を選ぶ
- スタジオを貸し切って撮影する
- 子どものお気に入りのお菓子やおもちゃなどを用意しておく
普段着慣れない着物は、子どもの負担になります。写真撮影では着物を着るのが一般的ですが、お参りや食事会は洋服で済ませることもできます。
子どもの様子を見ながら、必要に応じて着替えられるよう、事前に予定を立てておきましょう。
子どもが疲れないようこまめに休憩を取る
写真撮影やお参りでは、子どもが疲れないように、こまめに休憩を取りましょう。
休憩を取らないでいると写真撮影や祈祷(きとう)などの際、ぐずったり、だらけたりしてしまう可能性があります。
休憩時には、子どものお気に入りの絵本やおもちゃでリラックスさせたり、おやつを食べたりして気分転換しましょう。
まとめ
早生まれの子どもが七五三を祝う際には、満年齢と数え年、どちらを基準にしても問題ありません。満年齢であれば下の学年の子どもたちと一緒に、数え年であれば同学年の子どもたちと一緒に祝うことになります。
数え年で祝う場合、本来より早めに七五三の行事を迎えるため、イヤイヤ期対策などを考えておくとスムーズに進められます。
七五三を祝うタイミングは子どもの成長に合わせて検討し、無理なく楽しめるよう計画しましょう。
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