日頃の疲れが溜まった身体に!サウナですっきりしよう
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日々の仕事で溜まった疲れやストレス。仕事終わりに運動などで汗を流して、リフレッシュしたい日もありますよね。そんなときはサウナがおすすめです。心地よい汗がかけて、心身ともにリラックスできますよ。
しかし、サウナの熱さには耐えられそうにない、サウナってどうやって入るの?といった不安や疑問を持つ人も多いでしょう。そこで今回は、サウナの歴史や基本的な入り方、身体への影響について解説します。一緒にサウナについて学んで、心地よい汗をかいてみましょう。
サウナで気持ちよく汗をかこう!
サウナは銭湯にある暑い部屋、そういったイメージを持っている人も多いかと思います。初めてサウナに入ったときは、あまりにも熱くて呼吸もしづらいといった経験をしたという人もいるでしょう。そんなサウナも正しい入浴方法を理解すれば、身体によい効果を与えてくれます。
その前に、そもそもサウナはいつどこで生まれたのでしょうか。まずはサウナの歴史について一緒に見ていきましょう。
サウナの歴史
サウナはフィンランドから伝わった熱気浴を指します。現在のサウナのように、小屋の形になる前は、テントサウナや地中サウナなどのサウナがあり、世界各地でサウナに似たものは存在していたようです。
ところで、現在では、夏は冷房、冬は暖房というように、自分の体温をコントロールする機会は減る傾向にあります。季節の変わり目に風邪をひきやすいのは、そういった体温調節ができないことが理由として考えられます。
しかし、その体温調整機能はサウナを通して発汗することで改善されます。また、最近では「サ活」や「サウナー」という言葉に表れているように、サウナ愛好家たちを筆頭にサウナがブームに。手軽に汗をかけるという点が、サウナが人気の理由の一つでしょう。
サウナの効果とは?
「サウナは健康によい」とは耳にするけれど、具体的にどう健康によいのかと気になる人も多いのでは。
サウナが健康によいと言われている大きな理由の一つは、発汗作用を促すことにあります。汗の役割は大きく分けて二つ。汗には体温を調節する働きと、体の老廃物を外に出す働きがあります。
特に夏など、暑い日には汗をかいた経験はありませんか。汗をかき、その汗が冷えることによって、それ以上の体温上昇を抑えるのが汗の体温調節機能です。
また、汗は皮ふの毛穴にある「汗腺」から分泌され、体内の過剰な塩分などを外に洗い流してくれます。汗をかくことは体がきれいになって健康によい、つまりサウナに入るのは健康によいという理屈になっているのです。
サウナの基本的な入り方
それでは、初心者も上級者も押さえておきたい、サウナの基本的な入り方について解説していきます。
まずサウナに入る前に、全身をよく洗いましょう。サウナではたくさん汗をかくため、体に汚れが溜まっていると周りの人に迷惑がかかってしまいます。また、サウナでより汗をかきたい人は、サウナ室に入る前に湯船で体を温めておくのもおすすめですよ。
準備ができたら、早速サウナ室に入りましょう。サウナ室は階段のような設計になっているのが一般的。サウナの種類によっては、階段がないものもあります。また、サウナ室内は上にいくにつれて温度が高くなります。サウナにあまり慣れていない人は一番下段に座るのがおすすめです。
入浴時間の目安ですが、一般的に8分から12分とされています。時間はその日の体調とも相談して決めましょう。
サウナ室から出たら、まずは汗を洗い流します。くれぐれもそのまま湯船に入らないようにしてください。水風呂に入りたい場合は、先に足に水をかけて、それからゆっくりと入水しましょう。一気に水に浸かってしまうと体や心臓に負担がかかってしまいます。
水風呂から出ても、まだ汗をかきたい気持ちを押さえて、露天風呂などで外の風を浴びる「外気浴」をしましょう。タオルを体にかけて冷えないようにし、30分程度安静にします。このとき水分も忘れずに補給しましょう。
また汗をかきたい人は、ここまでの流れを2回~3回繰り返すことで、さらに心地よい汗がかけます。
知っておきたいサウナの注意点
ここまで、サウナの基本的な入り方を紹介しましたが、サウナにはいくつかの注意点があります。サウナ初心者も上級者も必ず注意点を理解しておきましょう。
サウナの注意点の中でも一番重要なことは、絶対に無理をしないことです。特にサウナ初心者の人は、サウナの熱さによってのぼせがち。体調によっては健康にいいはずのサウナが、体に悪影響を与える場合もあります。ちょっとでも体調に異変を感じたら、すぐにサウナから出るようにしましょう。
また、サウナでは周囲に迷惑をかけないようにしましょう。サウナは心地よく汗をかく場所。サウナを楽しみに来ている人もたくさんいます。友人と一緒に来ても、サウナ室内では大声で話さないなど、周りの人への気配りも大切です。他にも、タオルをサウナ室で絞ることも、衛生面からよくないとされています。
サウナに持っていきたいおすすめアイテム
サウナへの入り方や注意点について学んだところで、実際にサウナに行くにあたって持っておきたいアイテムを紹介します。必要なアイテムをチェックして、サウナを楽しみましょう。
サウナハットでのぼせを防ぐ
サウナには行きたいけれど、熱すぎて長時間入っていられないという人にはサウナハットがおすすめ。サウナハットを頭にかぶることで、頭や耳をサウナの熱から守り、のぼせにくくなります。
また、サウナハットには頭皮や髪の乾燥を防ぐ役割も。使い方はサウナハットを濡らして絞り、かぶるだけととても簡単です。さまざまな素材を使ったサウナハットがあるので、自分にあった商品が見つかるでしょう。
フェイスタオルにもこだわりたい
サウナで十分に汗をかいたあと、湯冷めを防ぐために体はしっかりと拭きましょう。
特に顔は、その後のスキンケアのために水分コントロールしたいですよね。入浴施設のタオルでも問題ありませんが、自分の肌に合わなかったという経験がある人もいるでしょう。よい素材のフェイスタオルなどを自分で用意するのも一つの方法です。
水分補給も忘れずに
サウナではたくさん汗をかくため、水分補給は必須です。サウナ入浴前後、どちらのタイミングでも水分を摂取しましょう。
注意したいのはサウナに入浴中しているときの水分補給。入浴中に飲んだ水分はただちに血液中へと流れ、そのまま汗となって排出されてしまいます。また汗をかくと、一緒にビタミンCやナトリウムなどの栄養素も排出されてしまうため、フレッシュジュースなどを飲むのもおすすめです。
サウナは人が多くて苦手…でも汗はかきたい!
サウナで静かに気持ちよく汗をかきたい。しかし、サウナブームも相まって、サウナ室が満員であることもしばしば。なかなか余裕をもってサウナを楽しむことができなかった経験のある人も多いでしょう。
そんなときのために、まるでサウナのように汗をかけるアイテムを紹介します。気軽にサウナ感覚を楽しみたい人は必見です。
自宅のお風呂でも疑似サウナを体験
自宅にサウナがあったらな、と考えたことがある人も多いのでは。最近では浴室にサウナが備わっている賃貸物件などもあります。しかし、一般的にはそう簡単に自宅にサウナは用意できません。そこでおすすめなのがサウナスーツ。
サウナスーツはビニールでできたようなスーツ状の服のこと。サウナスーツを着ながら自宅の湯船に浸かることで、短時間で発汗することができます。
運動しつつ発汗を促すサウナスーツも
サウナスーツには湯船以外にも、運動中に使用できるものもあります。運動しながら着用するタイプは、運動時の熱を逃がさず保温できるものが多いです。自分のライフスタイルに合ったサウナスーツを取り入れてみましょう。
一人でゆっくりサウナに入りたい!
サウナが満員で入れない、サウナスーツではゆっくりできない、と感じる人もいるはず。汗をかくならやはり実際にサウナに入るのが効果的です。実は一人でもゆっくりサウナに入れる方法があります。
モバイルサウナでサウナを独り占め
最近では持ち運びできるサウナ、いわゆるモバイルサウナというアイテムも販売されています。その名の通り、屋外でサウナを設営することができるアイテムです。どうしても一人でサウナに入りたい、サウナを独り占めしたい、という人にぴったり。一度プライベートなサウナでゆっくりと汗をかいてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、日頃の疲れやストレスを汗とともに流せるサウナについて解説しました。サウナには古い歴史があり、現在はサウナブームも迎えつつあります。
サウナへの入り方や注意点をしっかり理解するのがポイント。一番重要なことは無理しないことです。その日の体調と相談して気持ちよく汗を流しましょう。
監修:サウナ・スパ健康アドバイザー 茂木大地
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