【初心者必見】冬キャンプの必需品!服装&持ち物まとめ
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過酷だけど魅力いっぱいの冬キャンプ
冬のキャンプ場は想像以上に寒いため、防寒対策はやりすぎくらいが丁度よく快適に過ごせます。標高の高い場所にあるキャンプ場や山に囲まれたキャンプ場では、平地よりも気温がかなり低くなるため、必要な道具を用意し、冬キャンプに適した服装で臨みましょう。
とはいえ、冬キャンプは魅力がいっぱいです。オフシーズンという事もあり、夏季に比べて人が少なく冬季の割引プランなどを設定している場合もあります。夏季に比べると虫が少ないのも魅力のひとつ。さらに、冬は空気が澄んでいるため、感動するほど星がとてもきれいに見えます。静かな夜、満点の星を見上げながら焚火をすると異世界に来たような感覚にとらわれます。
冬キャンプの必需品【服装・持ち物】
せっかく冬キャンプに来たのに、寒すぎて楽しむどころじゃない。ということがないようにしっかり装備を準備する必要があります。ここでは、冬キャンプに必須の服装と持ち物について解説します。
冬キャンプの服装はレイヤリングが重要
冬のキャンプにおいて服装選びは命に関わるので慎重に選ぶ必要があります。そこで重要になってくるのがレイヤリング(重ね着)です。やみくもに服の重ね着をすると着ぶくれして動きづらくなりますので、以下の3つのレイヤーを意識して服装を選ぶことをおすすめします。
ベースレイヤー
肌に直接触れるアンダーウェアを指します。冬キャンプには吸汗効果と発熱効果が高いウール素材のインナーがおすすめです。
ミドルレイヤー
ベースレイヤーとアウターレイヤーの中間で体温を調整する役割を果たします。フリースタイプやダウンタイプなど気温に応じて適切なものを選択しましょう。
アウターレイヤー
一番上に着るウェアで防風、防水、撥水などの機能を兼ね備えているアウターです。冬キャンプの場合はターフやテントで過ごすことも多いので防水性はさほど重要ではありません。焚火などによる衣服への引火を防ぐために防火性の高いものを選びましょう。
寒さを防ぐためのちょっとしたコツ
足の防寒
服装を準備したら、もうひとつ大事なのが足元への配慮です。足元が冷えると体温が下がってしまいます。厚手のウール素材の靴下を2重にして履き、防寒性が高く足首を隠せる長い丈の靴を着用することがおすすめです。
首の防寒
首が冷えるのも体温が下がる原因となりますのでしっかり防寒することが重要です。冬キャンプでは、焚火を行うのでマフラーではなくネックウォーマーを用意しましょう。気温や体温に合わせて調節できるアジャスター付きのネックウォーマーがおすすめです。
手の防寒
冬キャンプで、作業の度に手袋を外すのが面倒という人に5本指タイプや2wayタイプの手袋がよいでしょう。保温性を重視するのであればミトンタイプがおすすめです。ミトンタイプの場合、手袋の中にカイロを入れて保温性を高めることも可能です。
【必需品】冬のキャンプに必須な持ち物「暖房器具」のおすすめ4選
寒い冬は、寒さから身を守るために暖房器具の持参が必須です。冬キャンプに必須の暖房機器を4つセレクトしました。
使い捨てカイロ|低温やけどに注意
防寒着を着込んでも体温が低いと服の内部の温度はそこまで温まりません。冬のキャンプでは使い捨てカイロを使って十分に身体を温めましょう。また、就寝中は寝袋に入っていたとしてもかなり冷え込むため、足先や腰にカイロを貼っておけば冷え対策になります。
使い捨てカイロは用途に合わせてさまざまなタイプの商品を組み合わせる事をおすすめします。足先の冷え対策は足先用のカイロを、指先は貼らないタイプのカイロで温め、腰には貼るタイプのカイロがあれば便利です。
ただし、低温やけどの恐れがあるため、肌に直接当てる、長時間使うといった行為は避け、正しい使用方法を守って安全に使用してください。
湯たんぽ|低温やけどに注意
寝袋で寝ようと思っても足元が冷えて寝付けない時があります。そんな時は湯たんぽがあると便利です。熱伝導率が高いものから直火OKなものまで、さまざまな素材やデザインの湯たんぽが販売されています。温度によっては低温やけどになる可能性があるので注意が必要です。
ストーブ|一酸化炭素中毒に注意
ストーブも冬キャンプで大活躍するアイテムです。石油ストーブの場合は、天板があれば調理もできるので一石二鳥のアイテムといえます。
ストーブにはさまざまな種類があります。主なストーブの種類と特徴は以下の通りです。
- 石油:扱いやすく暖まりやすいため初心者にもおすすめです。
- 電気:ポータブル電源とセットで用意。
- 薪:地面へのダメージを抑えるために、脚の長いものを選択。
注意点として、ストーブは換気せずに使用し続けると一酸化炭素中毒になる危険性があります。しっかりと換気をしながら、使用する必要があります。定期的に一酸化炭素チェッカーを使用して、テント内を点検することをおすすめします。
冬用寝具|冬専用のものが必須
キャンプにおいて寝具は必需品ですが、朝晩が厳しい寒さとなる冬は、冬専用の寝具が必須です。冬用寝具の主な種類は以下の通りです。
- 冬用寝袋:氷点下にも対応したものを選びましょう。
- 毛布:寒さによって脱ぎ着でき、シュラフでは寒さが凌げない場合に役立ちます。
【あると便利】冬のキャンプで用意したい持ち物4選
冬のキャンプは、この時期ならではの対策が必要です。そこでここからは、あると便利な冬のキャンプグッズ4選をご紹介します。
防水スプレー|冬の凍結対策に便利
雪の降るキャンプ場ではテント周辺が雪まみれになって凍結することがあります。テントの周りが凍結するとテントポールのショックコードが切れたり、ファスナーが凍って開けられなくなるなど多くの危険があります。
そんな時は、防水スプレーが凍結対策に活躍します。防水スプレーで凍結対策をすることで、このような危険を避けることが可能です。
水切りワイパー|結露・凍結対策に便利
凍結対策には水切りワイパーもおすすめです。水切りワイパーで朝と夜に霧をはらえば、霧による凍結を防げます。
また、寝袋が結露で濡れてしまうと保温機能が低下して風邪を引く危険があります。水切りワイパーがあると結露対策にも役立ち、このような危険を減らすことができます。
キャンプ専用のものでなくても使えるため、使いやすい水切りワイパーを持参しましょう。
銀マット|冷気対策に便利
銀マットは冷気対策として活躍します。
地面からの冷気は非常に冷たく、冬キャンプにおいて地面からの冷気対策は必須です。とくに、テントの床は薄いため地面からの冷気が伝わりやすく、地面からの冷気によって体温が下がる危険があります。
テント下の地面からの冷気を防ぐためには、インナーテントの床に厚手の銀マットを敷くことが有効です。銀マットを敷くことで、テントの床が格段に温かくなります。
多めの飲料水|凍結で水道が使えない場合に常備
「冬はあまり水分を取らないから」と、持参する飲料水の量を少なくすることはNGです。なぜなら、冬の厳しい寒さで水道が凍結して使えなくなる可能性があるためです。
飲料水がない状態で水道が使えなくなると、命に関わる危険があります。凍結によって水道が使えなくなった場合を想定して、飲料水は多めに持って行くようにしましょう。
アウトドアグッズは防災グッズとしても大活躍
アウトドアグッズは、アウトドア時のみならず日常の防災グッズとしても活躍します。たとえば、蓄電池やソーラー充電できる懐中電灯またはランタンなどは停電時に役立ちます。また、断水や停電で冷蔵庫が使えなくなった場合に、冷蔵庫の代用としてクーラーボックスを使うことも可能です。
このように、アウトドアグッズを揃えておくことで防災の備えにもなります。
冬のキャンプ場の選び方
冬のキャンプ場選びは、主に5つのポイントに着目して選びましょう。
アクセスの良さ
冬キャンプは荷物が多くなってしまうため、車で行きやすい場所や駅・バス停から近いキャンプ場がおすすめです。冬キャンプ初心者は、体調を崩してしまう可能性もあるため、何かあった時に病院が近くにあるキャンプ場だと安心です。
夜間の気温
キャンプ場に直接電話して夜間の気温を聞いておきましょう。ここで注意したい点は、インターネットで天気予報の最低気温を調べるだけでは不十分だということです。冬場はそのキャンプ場の日照時間や気流で体感気温が大きく変わるため、キャンプ場に常駐しているスタッフに確認した方が確実です。
電源がとれるか
最新のアウトドア用暖房器具はバッテリー充電が必要な製品もあるため、電源がとれるか事前に確認しておきましょう。電源がとれる場合は、屋外用ヒーターなどを持ち込むこともできます。
炊事場に温水が出るか
キャンプ場に直接電話して炊事場に温水が出るか聞いておきましょう。キャンプのご飯は、食材の水洗いや食事後の食器・調理グッズの洗い物など、思っているよりも水を使う場面があります。温水設備があるキャンプ場であれば、快適に過ごすことができます。
シーズンオフでおトクになっているか
冬はキャンプのオフシーズンにあたるため、おトクな割引サービスがあるか確認も忘れずに。
まとめ
冬のアウトドアは虫がいない、人気の高い場所でも空いている、星空がきれいといった、冬ならではの楽しみ方があります。しかし、朝晩はかなり冷え込むため、寒さ対策を怠ると命を危険にさらす可能性もありますので冬キャンプにふさわしい防寒着とグッズで臨む必要があります。冬に活躍するアウトドアグッズを揃えて、安全に冬のアウトドアを楽しみましょう。
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