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【銭湯に必要な持ち物リスト】マナーを初心者向けに解説!

銭湯には、自宅にない広々とした浴槽や、日常とかけ離れたレトロな雰囲気があり、日々の疲れを癒やすことができます。また、最近は「ととのう」が流行し、サウナに入るために銭湯を利用する方も増えています。

しかし、なかなか行く機会がない方は「何を持っていけば良いの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。忘れ物をして焦ってしまったり、マナーに反したりするのが不安な方もいるでしょう。

そこで今回は、銭湯に必要な持ち物や利用するときのマナー、サウナに入る際の注意点について徹底解説します。安心して銭湯やサウナを楽しむ方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

銭湯の持ち物チェックリスト

銭湯に行く際に必要な持ち物を、以下にリストアップしました。

上記の持ち物をそろえておけば、安心して銭湯に入れます。

小銭

銭湯では、小銭が必要になる機会が多いので、可能な限り小銭を多めに持っていきましょう。例えば、飲み物の購入やドライヤーの使用、ロッカーを使う(使用後に返金される)ときに小銭を使います。

最近ではドライヤーの使用にお金がかからない銭湯も増えていますが、念のため持参しておくといざというときに安心です。

シャンプー・コンディショナー・石鹸・洗顔料

シャンプーやコンディショナー、石鹸、洗顔料も持参しましょう。銭湯に置いてある場合もありますが、施設によっては用意されていません。また、自分の肌に合ったもののほうが安心です。

旅行用のミニサイズや1回分の量がパウチに入ったものを利用すると、持ち運びやすくて便利です。

シャンプー類を入れるバッグ

シャンプーやコンディショナー、石鹸、洗顔料を浴場に持っていくためのバッグも必要です。バッグが濡れる可能性もあるので、水に強いビニール素材のバッグや水はけの良いものを選びましょう。

水はけのよいメッシュ生地で作られた「スパバッグ」は、濡れてもすぐに乾くため銭湯用のバッグに最適です。

スパバッグ

体を洗うスポンジ・タオル

体を洗うスポンジやタオルも自分で持参します。普段から使い慣れているスポンジやタオルなら、手際良く洗えるでしょう。

とくにこだわりがない場合は、すすぎやすく絞りやすい薄手のタオルが便利です。

水を入れた水筒やペットボトル

水を入れた水筒やペットボトルも忘れずに持っていきましょう。入浴すると体内の水分が減るため、脱水症状を防ぐために水分補給が必要です。

一部の銭湯には冷水機が設置されていますが、必ずあるとは限らないので自分で飲料を持参しておくと安心です。保冷性のある水筒であれば、いつでも冷たい水が飲めます。

化粧落とし・入浴後のスキンケア用品・メイク道具

メイクをしている方は、化粧落としや入浴後のスキンケア用品、メイク道具も持参しましょう。

化粧落としやスキンケア用品は、サンプルなどのコンパクトな少量タイプであれば荷物になりません。普段からサンプルを集めておけば、銭湯だけでなく旅行などにも役立ちます。

化粧落とし・入浴後のスキンケア、メイク道具

ビニール袋

着替える前の衣服や使い終わって濡れたタオルを入れるビニール袋も忘れずに持参しましょう。下着が見えるのが気になる人は、透明の袋ではなく黒色の袋がおすすめです。

タオル類

体を洗うタオル以外にも、浴室を出たあとに全身を拭くためのタオルが必要です。浴室で使うフェイスタオルと、水分を拭き取るバスタオルの2枚を持参しましょう。

銭湯によっては、タオルを有料でレンタルできる施設もあります。

タオル

着替え(下着や靴下を含む)

下着や靴下を含めた着替えも必要です。必要な方は、状況に応じて、インナーウェア以外の衣服も持参しましょう。その際、お風呂上がりであることを想定して、湯上がりに着るものや着替え用の衣類を選ぶのが大切です。

ヘアゴム、シャワーキャップ(髪の長い人)

髪の長い人はヘアゴムやシャワーキャップも持っていきましょう。髪の長い方がヘアゴムやシャワーキャップを使わずに入ると、髪が浴槽のお湯の中に入ったり、抜け落ちたりしてお風呂を汚してしまいます。

銭湯は多くの人が利用するので、湯船を清潔に保つためのマナーとして、ヘアゴムやシャワーキャップが必要です。

ヘアゴム

サウナに入る場合は飲み物多めがおすすめ

サウナを利用すると、発汗により体内から水分が抜けてしまうため、飲み物は多めに持参しましょう。普段水分をあまり摂らない方は、サウナに入る前に水分を摂っておくことをおすすめします。サウナだけでなく、岩盤浴施設を利用するときも同様です。

飲み物を持参する際は、水やお茶の入った大きめの水筒を持っていくのがおすすめです。もしくは、お風呂上がりに自動販売機などで飲み物を購入するのもよいでしょう。多くの銭湯では脱衣所の近くなどに自動販売機が設置されています。

また、サウナを利用する際は、安全に楽しむための以下の順番やマナーを守りましょう。

  1. 体を洗う
  2. お湯に浸かって体を温めておく
  3. タオルやサウナハットを持ってサウナ室に入る
  4. 1回5〜10分でサウナ室から出る
  5. 汗を流して水風呂に浸かる
  6. 水分を補給する

サウナ室は多くの方が利用するので、必ず体を洗った状態で入りましょう。脱水症状を防ぐために、5〜10分たったら一度サウナ室から出て汗を流し、水分を補給してください。

水風呂が苦手な方は、冷たいシャワーを足から上に向かって順番にかけたり、ぬるま湯のシャワーを浴びたりしてから浸かるのがおすすめです。再度サウナ室に入りたい場合は、一度水分を補給してから入室しましょう。

上記の手順でサウナに入ると、マナーも守れて安全に楽しめます。

サウナに入る場合は飲み物多めがおすすめ

銭湯の入り方・正しいマナー

多くの人が利用する銭湯では、マナーを守る必要があります。銭湯の入り方や正しいマナーは、以下のとおりです。

入浴前
浴室内
入浴中
入浴後

それぞれ順番に解説します。

入浴前:体調不良時・飲酒時には銭湯に行かない

体調不良のときや飲酒したときは、銭湯に行かないほうが良いとされています。体調不良で入浴すると、お湯に浸かったときの体温の変化で、体調が急激に悪化する可能性があります。

また、飲酒時の入浴は、お酒のにおいが周りの人に不快感を与える場合があります。ほかの利用客に迷惑がかかる可能性が高いため、体調不良時や飲酒時は銭湯の利用を避けましょう。

入浴前:靴をげた箱に入れる

銭湯の施設に入るときは、靴を放置せずげた箱に入れましょう。

鍵付きのげた箱では、忘れずに鍵を閉めましょう。鍵をフロントの従業員に預けるルールになっている施設もあるため、館内の案内を確認してください。

入浴前:靴をげた箱に入れる

入浴前:フロントで入浴料を払う

靴をげた箱に入れたら、フロントで入浴料を払います。

フロントの近くに券売機が設置されている施設では、先に券売機で入浴料や、必要に応じてタオルのレンタル費用などを支払ってください。発券されたチケットはフロントの従業員に渡しましょう。

入浴前:脱衣所でスマホを使用しない

盗撮を未然に防ぐため、脱衣所でのスマホの利用はNGとなっています。スマホは、フロントや休憩スペースなど利用が許可されている場所でのみ使用してください。

財布やスマホなどの貴重品は、脱衣所のロッカーに入れて鍵をかけます。鍵に付いたゴムバンドを腕に装着して、紛失しないよう注意しましょう。

脱衣場ではスマートフォンを使用しない

浴室内:始めに全身を洗う

浴層に浸かる前に全身を洗い、汗や汚れを落とすのがマナーです。

銭湯によっては「入浴前にかけ湯をしてください」と張り紙がありますが、かけ湯だけでなく全身を洗ってから浴槽に入ることをおすすめします。

浴室内:シャワーを使うときは座ったまま

シャワーを使う場合は周りの人にかからないように、必ず座って利用してください。その上で、できるだけ周りに水しぶきがかからないように注意しましょう。

また、持参したシャンプーなどを置きっぱなしにして、洗い場の場所取りに使うのはNGです。シャワー後、イスや洗面器を使い終わったら軽く流して元の位置に戻すのがマナーです。

浴室内:かけ湯をしてから湯船に浸かる

入浴するときは、かけ湯をしてから湯船に使ってください。体の汚れを落とすだけでなく、体をお湯の温度に慣らす効果があります。

銭湯によってはお湯が非常に熱い場合もあるため、湯船に入る前にかけ湯をするほうが安全です。

入浴中:湯船にタオルを浸けない

他の人が不快に思う可能性があるので、湯船にタオルを浸けないようにするのがマナーです。

入浴中は、タオルを頭の上にのせるか、肩にかけておきましょう。

入浴中:長髪の人は肩より上で束ねる

髪が長い人は、ヘアゴムを使って肩より上の位置で束ねてください。

湯船に髪が浸かっていると周りの人に不快感を与えるだけでなく、髪の毛が抜けてお湯を汚してしまう可能性があります。

長い髪の人は肩より上で束ねる

入浴中:私語を控える

入浴中は、できるだけ私語を控えるのがマナーです。浴室内は声が響くため、普段の話し声でもうるさく感じられるおそれがあります。

浴室内では、できるだけ静かにしましょう。

入浴後:脱衣所の手前で体を拭く

入浴が済んだら、脱衣所に戻る前に必ず体を拭いてください。体を拭かずに脱衣所に入ると、床がびしょ濡れになってしまいます。

入浴時に浴室に持ち込んだタオルを使って全身を拭き、用意されているバスマットで足裏を拭きましょう。

入浴後:脱衣かごやロッカーに忘れ物がないか確認する

着替え終わって脱衣所から出るときは、脱衣かごやロッカーの中に忘れ物がないか確認してください。

忘れ物をチェックしたら、ほかの利用客の邪魔にならないよう、速やかに脱衣所から出ましょう。

自分好みの銭湯の探し方

日本には多くの銭湯がありますが、場所によって雰囲気や施設内容が大きく異なります。そのため、選んだ銭湯によっては、自分の好みか否かが分かれることもあるでしょう。

そこで、自分好みの銭湯の探し方、選ぶ際のポイントをお伝えします。

サウナやミストサウナの有無を確認

まずは、サウナやミストサウナの有無を確認しましょう。銭湯によってはサウナがない場合もあるため、サウナも楽しみたい方は事前の確認が欠かせません。

サウナやミストサウナの有無はホームページなどを確認するか、電話やWebで問い合わせておくと安心です。また、サウナ後、水風呂に入りたい方は、併せて水風呂の有無も確認しておくとよいでしょう。

サウナやミストサウナの有無

天然温泉や炭酸泉の有無を確認

天然温泉や炭酸泉の有無も、自分好みの銭湯を探す際に確認したいポイントです。銭湯のお湯が温泉であるかどうか、温泉の場合はどのような泉質なのか、事前に調べておきましょう。

また、温泉はなくても、炭酸泉を用意している銭湯もあります。炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んでいるお湯のことです。ぬるめの温度で入りやすく、血行促進効果や、美肌効果などがあることで知られています。

ほかにも、ジェットバスやマッサージバス等の有無もチェックしたおきたいポイントです。

貸出品や備品の品ぞろえを確認

貸出品や備品が充実しているかどうかもポイントです。例えば、レンタルタオルの有無や、備え付けのドライヤーの台数や種類などを確認しましょう。貸出品や備品の品ぞろえは、ホームページや口コミなどから確認できます。

また、クラフトビールやおつまみなどを販売している銭湯や、食事処や宴会場がある銭湯もあります。ぜひ、販売アイテムや設備もチェックしておきましょう。

銭湯のリサーチ方法をチェック!

銭湯をリサーチするには、スマホのマップアプリを使うのがおすすめです。マップアプリで「〇〇(地名) 銭湯」と検索すると、その場所の付近の銭湯が一覧で表示されます。

口コミやホームページへのリンクも載っているため、施設の概要や泉質を調べるのに役立つでしょう。

まとめ

広々とした空間で、ゆっくりと湯船に浸かれる銭湯。お湯の種類や設備、雰囲気など、銭湯によってさまざまな違いがあります。

自分好みの銭湯を見つけて、マナーを守りながら銭湯でゆっくりとバスタイムを楽しんでください。

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