乳幼児

子連れの家族が帰省準備で実践したいコツ!持ち物の分類や交通機関に必要な準備

家族で帰省する予定の方へ、本記事では赤ちゃん連れや子連れの家族が帰省するときの準備のコツをご紹介します。コツを掴むことで、めんどくさい帰省準備がスムーズに終わります。

年末年始やゴールデンウィーク、夏休み、お盆など、実家や地元に帰省するタイミングはいくつかあります。移動人数が多いときの帰省で、「何から準備したらいいかわからない」、「荷物が多すぎてめんどくさい」と感じる人も多いでしょう。

そこで今回は、赤ちゃん連れや子連れの家族が帰省準備で実践したいコツをご紹介します。持ち物の分類・交通機関を利用する前の準備・家を留守にするときの確認事項を押さえることでスムーズな帰省準備が可能です。家族で帰省する予定の方は本記事をぜひ参考にしてください。

持ち物を使う場面に合わせて分類する

持ち物を使う場面に合わせて分類する

まずは、持ち物を使う場面に合わせて分類するコツをご紹介します。次の項目を参考にしてください。

手荷物・現地調達・宅配で分類

手荷物・現地調達・宅配で分類

帰省時に必要な持ち物を全てリストアップしたら、手荷物・現地調達・宅配の3つに分類してください。年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなど帰省の時期は、交通機関が混雑します。抱っこしている赤ちゃんや動き回る子どもに目を配りながら荷物を運ぶのは大変です。そのため、手荷物を減らして移動しやすいように整えます。

手荷物・現地調達・宅配で分けるときの一例を見てみましょう。

項目 持ち物の内容
手荷物
  • 貴重品
  • スマホ
  • モバイルバッテリー
  • タオル
  • ブランケット
  • 授乳ケープ
  • オムツ
  • おしりふき
  • ミルク
  • ベビーフード・お菓子
  • おもちゃ
  • タブレット・ゲーム機、など
現地調達 帰省中に使う

  • オムツ
  • おしりふき
  • ミルク
  • ベビーフード、など
宅配 帰省中に使う

  • 着替え
  • 洗濯ネット
  • おもちゃ・絵本
  • お土産、など

宅配は自分たちが到着する数日前に届くように手配しておきます。親や親戚に渡すお土産は店舗から帰省先に郵送するのもおすすめです。

手荷物を移動中の要否で分類

手荷物に分類した持ち物を、移動中の要否で分けます。新幹線や飛行機で帰省する場合、受託手荷物として預けたり荷物棚に置いたりするため、移動中に開けるのは難しいです。また、車移動でもトランクから取り出す手間が発生します。

そのため、移動中の要否で分けておくと、「あの鞄に入れているから取り出せない!」などの面倒な事態が避けられます。移動中の要否で持ち物を分けるときの一例を見てみましょう。

項目 持ち物の内容
移動中に必要
  • 貴重品
  • スマホ
  • モバイルバッテリー
  • タオル
  • ブランケット
  • 授乳ケープ
  • オムツ
  • おしりふき
  • ミルク
  • ベビーフード・お菓子
  • おもちゃ
  • タブレット・ゲーム機、など
移動中に不要
  • 予備の着替え
  • オムツ
  • おしりふき、など

持ち物は一目で分かるような袋に入れる

持ち物はジッパー付き保存袋やポリ袋、メッシュケースなど中が透けて見える袋に入れておくと必要なものがすぐに取り出せます。アイテム別や家族別に分けるのもいいでしょう。オムツや着替えは一式ずつポリ袋などに入れておくと、替えた後のオムツをすぐに捨てられ、汚れた着替えの個別保管ができて便利です。

新幹線・飛行機・車で帰省するときの準備

次は、新幹線・飛行機・車で帰省するときの準備をご紹介します。交通機関によって準備が異なるので、ひとつずつ見てみましょう。

赤ちゃんや子連れの新幹線移動は席選びが肝心

赤ちゃんや子連れの新幹線移動は席選びが肝心

新幹線の場合、赤ちゃん連れや子連れはデッキに近い通路側の座席がおすすめです。子どもが泣いてしまったときも、デッキに移動することで周囲の人に配慮できます。ネットで早めに予約して座席指定するといいでしょう。

一部の新幹線にはベビーベッドを設置しているトイレがあります。また、授乳スペースや授乳ができる多目的室を用意している新幹線もあります。赤ちゃん連れの場合は、自分が乗車する新幹線のサービスを確認して座席を確保してください。

飛行機は座席位置と確保のタイミングに気をつける

飛行機の場合、赤ちゃん連れや子連れはトイレ近くの通路側を選ぶのがおすすめです。通路側なら隣席の人に気を使わずにサッと移動できます。

大手航空会社JALでは、生後8日から3歳未満は幼児の扱いです。幼児を連れた家族がネット予約で座席確保を行うと座席に幼児マークが表示され、赤ちゃん連れということを周りの人に周知できます。幼児がいる家族が早めに座席確保を行うことで、幼児を連れた家族も飛行機の他の同乗者もお互いが気を使わずに搭乗できるためおすすめの機能です。

また、ベビーベッドを希望する場合は、ベビーベッド装着可能席を指定する必要があります。さらに、幼児2名を連れている家族は優先席を指定ができます。優先席なら子どもと隣席で座ることができます。帰省時は利用客が多いことが予想できるので、早めに搭乗券を予約し座席を確保しておきましょう。

車移動は混む時間帯や休憩スポットを確認

車移動の場合は次の4つの項目をチェックしましょう。

車の点検

帰省時は数時間の長距離移動も考えられます。運転中に車両トラブルを引き起こさないためにも帰省前に車の点検を行ってください。

項目 点検内容
バッテリー
  • 消耗具合
  • 充電・交換
タイヤ
  • 空気圧
  • 摩耗・破損・亀裂
  • ホイールの変形具合
  • スタッドレスタイヤへの交換(冬期)
エンジンオイル
  • 状態確認・交換
ファンベルト
  • 緩み・ひび割れ・亀裂・異音の有無・交換
冷却水
  • 液量確認・補充・交換
ウィンドウォッシャー
  • 液量確認・補充
ブレーキオイル
  • 状態確認・交換
ライトやウィンカー
  • 点灯・点滅の確認
ガソリン
  • 液量確認・補充

高速道路情報や一般道路の交通規制確認

高速道路情報や一般道路の交通規制確認

高速道路では工事規制や通行止めが行われていることがあります。また、一般道路でも車線規制や通行止めになるケースがあります。帰省時に利用する道路情報を事前に確認してください。

天気や混む時間帯、休憩スポットの確認

年末年始など雪が降る時期の帰省は、積雪や路面凍結に見舞われることもあります。天気予報を確認して帰省する日を調整することも検討してください。

高速道路情報では渋滞予測が確認できます。渋滞に巻き込まれると集中力の低下や疲労に繋がるため、出発は混む時間帯を避けたり一般道路を利用したりすることもおすすめです。

高速道路の入口から出口までの間に立ち寄れるSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)が何ヶ所あるのか確認しましょう。子どもが「大丈夫」と言っても、その後すぐにトイレに行きたくなるケースもあるので、頻繁に立ち寄ったほうがいいです。

また、SA・PAでは敷地内のマップでトイレの位置を確認してから移動します。敷地が広い場合、トイレを探すのに手間取る可能性があるためです。出発前の時間があるときに、SA・PAの公式ホームページからマップでトイレ位置を確認しておくのもいいでしょう。

家を留守にする前のおすすめ行動・確認事項

次は、家を留守にする前のおすすめ行動と確認事項をご紹介します。帰省準備のコツとして解説したい項目は次の6つです。

【数日前】冷蔵庫の中を整理

【数日前】冷蔵庫の中を整理

ゴミの回収日が、帰省する前日や当日に当たる場合は、食べきれなかった生ものを処分して冷蔵庫の中を整理しましょう。日持ちしない食品や食材は、冷蔵庫の中で数日間放置すると衛生面で問題が発生するケースがあります。日持ちしない食品や食材を買うときは帰省する日を逆算して、なるべく残らないように計画を立ててください。

加えて、賞味期限が長期のもので帰省後すぐ口にできる食品や食材を用意しておくのもおすすめです。帰宅直後や翌日に買い物に行かずに済み、家でゆっくり過ごすことができます。

【数日前】水回りの掃除

臭いの原因となるのが、不衛生な水回りです。キッチンシンクは汚れた水滴やゴミ受けの生ものによって臭いや虫が発生することがあります。キッチンシンクは綺麗に掃除して水気を拭き取ってください。回収日に出せなかった生ゴミは冷凍庫に入れて凍らせておくと臭い予防になります。

また、浴室の汚れや湿気はカビの原因になります。普段から念入りに掃除をするだけではなく、帰省前に浴室の窓を開けたり乾燥機を使用したりして、浴室を乾燥した状態にしてから家を出るようにしましょう。ただし、窓の開けっぱなしにはくれぐれも注意してください。

帰省中も浴室の換気扇は24時間つけたままにすると、臭いやカビの発生を抑えられます。

【数日前】植物の水やりを工夫

【数日前】植物の水やりを工夫

植物を育てている人は、帰省中の水やりを工夫します。次の3つの項目を参考にしてください。

日陰に移動

ベランダなど外に出している植物は日陰に移動しましょう。水分の蒸発を防ぎ、直射日光による水の加熱を予防できます。日陰への移動が難しい植物に遮光ネットなどをかけてあげましょう。

受け皿やトレーに水を張る

鉢植えの受け皿に水を溜めておくと、水やりしている状態を作れます。鉢植えが多い場合は、トレーや発泡スチロールを用意して浅く水を張ってまとめるのもいいです。外に植物を置いたまま帰省するなら、雨で浸水しないようにトレーや発泡スチロールの側面に穴を開けて、排水できる仕組みを作ってください。

自動水やり機を使う

散水時刻や散水時間をあらかじめ設定できる自動水やり機なら、適量の水を植物に与えることができます。自動水やり機は主に水栓式とタンク式の2種類が存在し、水栓式は庭や畑など広範囲の水やりに適しています。

タンク式はベランダや鉢植えなど狭い範囲の水やりに適したタイプです。過剰な水やりで腐敗を防ぎたいという人におすすめです。

【当日】全ての窓・ドアの施錠確認

帰省の当日には全ての窓・ドアの施錠確認を行います。小さな窓でも必ず戸締りをして不審者や泥棒の侵入に備えてください。玄関ドアにふたつ鍵が設置されているようなダブルロックなら、侵入に時間がかかるためピッキング犯罪を防ぐ効果が高まります。

防犯用のシャッターが付いている家の場合、シャッターも下ろしておきましょう。

【当日】ガスや水道の元栓を閉める

数日間の帰省であってもガスの元栓は閉めるようにしてください。ガスのゴム管が劣化し亀裂があると、少しずつガス漏れが発生します。ガス漏れは火災につながる原因です。

家にいる間なら臭いなどでガス漏れに気づきますが、帰省で数日間留守にすると気づくことはできません。そのため、元栓を閉めることで万が一ガスのゴム管が劣化していてもガス漏れが防げます。可能であれば、日頃からガスのゴム管の劣化をこまめにチェックして、不具合があれば交換してください。

水道に関しては蛇口がきちんと閉まっているか確認します。キッチンや浴室、洗面所、洗濯機、ベランダなど全ての蛇口をチェックしましょう。また、ガスと同じく水道の元栓も閉めると安全性が高まります。

【当日】一部の電気を点灯しておく

帰省で家族全員が家を空ける場合でも、一部の電気を点灯してください。不審者や泥棒は、電気の点灯の有無でも留守かどうかを判断します。真っ暗な状態が数日間続くと、ターゲットにされる可能性が高まってしまいます。玄関など一部の電気を点けたまま帰省するのがいいでしょう。

任意の設定時間に点灯するタイマーライトの設置もおすすめです。また、明暗センサーで周囲の明るさを感知し、暗くなったら自動で点灯するタイマーライトなども活用してみてください。

まとめ|帰省準備はコツを掴めば難しくない

帰省準備を行うときは、持ち物をリストアップした後、場面に合わせて分類すると手荷物を減らせます。移動手段が新幹線や飛行機なら座席確保を早めに行ってください。車移動は車の点検や高速道路情報、SA・PAのマップの事前確認が大切です。帰省の数日前と当日には、家を留守にするときのおすすめ行動や事前確認も忘れないようにしてください。

初めての帰省は不安なことも多いと思いますがしっかり準備をすれば大丈夫。ぜひ家族で楽しい帰省にしてくださいね。

Facebookでシェアする
LINEでシェアする

KEYWORD

#人気のキーワード