レジャー・アウトドア

雪遊びのアイデア13選!大人向けアクティビティから子どもと楽しむ遊び方まで

冬は雪の季節です。今年は大人も子どもも、スノーレジャーで思いっきり遊びませんか?

この記事では、大人も楽しめる本格派のスノーアクティビティから、家のそばで子どもと楽しめる雪遊びの種類まで、雪で遊ぶ13種類のアイデアをご紹介します。雪遊びの際に気をつけるべきポイントもまとめていますので、雪で遊びたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

大人も子どもも楽しめる!本格派スノーアクティビティ6選

幅広い年齢層が楽しめるスノーアクティビティと言えば、スキー・スノーボードが定番です。また、エアーボード・スノーシュー・スノーラフティングなども新たなスノーアクティビティの定番として定着しつつあります。

スノーアクティビティは、日常ではなかなか体験できない経験と世界観に大きな魅力があります。道具を揃えるのが大変だと思う方もいるかもしれませんが、スキー場など専用の施設へ行けば、レンタルを利用して気軽に楽しむことができるんですよ。

専門知識がない初心者でも、スクールやガイドを利用すれば、安全に楽しく技術を身につけられます。ではさっそく、本格派スノーアクティビティを紹介していきましょう。

スキー・スノーボード

スノーボード

スキー・スノーボードは、専用の板やボードを足に装着し、雪面を滑るスポーツです。メジャーなアクティビティなので、知っている方も多いでしょう。

日本国内には、スキー・スノーボードを楽しめるゲレンデがたくさんあります。大自然に囲まれて雪のなかを滑走する爽快感は、日頃のストレスを解消するのに最適!コツコツと技術を積み上げて上達していくスポーツなので、うまくなるごとに達成感を味わえ、自己肯定感を高められます。

体幹や足腰の力が必要となるので、楽しみながら体を鍛えられるのもポイントです。難しそうだと躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、基本的な滑り方なら初心者でも意外と簡単に習得できます。小学生低学年くらいからでも、無理なくはじめられますよ。

エアーボード

エアーボード

エアーボードは、空気で膨らませたボードに乗って、雪の上を滑走するアクティビティ。エアーボード専用のゲレンデや、エアーボードの滑走が許可されているゲレンデで楽しめます。

2000年代に入ってからスイスで誕生し、アウトドア好きの間でまたたく間に広がりました。基本テクニックであれば短時間で身につけられるのが大きな魅力で、初心者でもすぐに滑れるようになるのがおすすめポイントです。

方向転換はボードの両端についているハンドルを持ち、体重移動することで行います。腹ばいになってボードの上に乗るので、雪面と顔の距離が近く、少しのスピードでもかなりの臨場感やスリルを味わえます。

ボードの空気を抜いてしまえば、コンパクトに収納できるので、持ち運びで悩むこともありません。雪の新しい遊び方に挑戦したい方はぜひ!

スノーシュー

スノーシュー

スノーシューとは、雪の上をスムーズに歩くためのアイテム。「西洋かんじき」とも呼ばれています。スノーブーツなどに装着すれば、柔らかい雪の上でも足が沈み込みません。

スノーシューを履いて雪の上を歩くことを、スノーシューイングといいます。スキーなどの、スピード感があるアクティビティが苦手な方におすすめ。山の雪景色を楽しみながら、ゆっくりと自然を味わえますよ。

特別な技術や運動神経は必要ありませんが、雪上を歩くのは普通の道路を歩くよりずっと体力を使います。自然と足腰が鍛えられるので、運動が苦手だと言う方にも向いています。

全国にはたくさんのスノーシューイング専用コースがあります。初心者の方はガイド付きのツアーを選びましょう。スノーシューのレンタルをしている施設もたくさんありますよ。

スノーバナナ・スノーラフティング

スノーバナナ・スノーラフティング

バナナボートやラフティングというと、海や川での夏のアクティビティが思い浮かびますね。スノーバナナ・スノーラフティングは、それを雪上でおこないます。

スノーラフティングでは雪上に置いたラフティングボートを、スノーバナナでは、バナナボートをスノーモービルが牽引します。スノーモービルは、スピードを出しながら左右に動くので、ボートは遠心力で大きく左右に大きく振られます。

乗っている人は、振り落とされないようしがみついていないとなりません。スリルと疾走感を感じられる、エキサイティングなアクティビティです。ボートに乗れるのは、4~5人ほど。3歳くらいの幼い子どもでも保護者同伴なら参加できます。

スキー場などでおこなわれているので、スキーやスノーボードの合間に体験してみてはいかがでしょうか。

スノーモービル

スノーモービル

スノーモービルは、小型の雪上車です。乗車人数は1~2人。小型から大型まで、さまざまな大きさのスノーモービルがあります。雪上を走るオートバイ・水上バイクといったイメージでしょうか。

雄大な自然のなかを自由に走り、自然と一体になる感覚は、ほかではなかなか味わえません。「体力のない方でも楽しめる」利点もあります。

レジャー施設でスノーモービルを運転するなら、特別なライセンスは必要ありません。したがって、子どもでも運転可能です。施設によっては子ども用に速度制限や安全装置が搭載されたミニスノーモービルを用意してあることも。

初心者の方は、スノーモービル体験ツアーなどを利用して、ドライビングテクニックをレクチャーしてもらいましょう。

雪ソリ

雪ソリ

雪ソリは、スノーアクティビティのなかでも一番身近な存在です。体験したことがある方も多いのではないでしょうか。

雪ソリを子どもの遊びだと侮ってはいけません。雪上を滑り降りるスピードは意外にも早く、大きな爽快感があります。大人でも夢中になってしまいますよ。小さい子どもなら、雪ソリに乗せて引っ張ってあげるだけでも十分楽しめます。

スキー場などには、雪ソリができるエリアがあります。ゲレンデエスカレーターが設置してある施設なら、斜面の上まで簡単にのぼれますね。普通の雪ソリだけでなく、ハンドル付きやスノーキックボード、スノーチューブなどさまざまな種類があるので、いろいろ試してみるのも楽しいでしょう。

家の近くで子どもと遊べる!雪遊びのアイデア7選

普段雪が降らない地域の子どもたちは、雪が積もったとなれば、もう遊ばずにはいられないでしょう。見慣れた景色が雪に覆われて、普段と違う景色になると、大人も子どももワクワクしてしまいます。運動不足になりがちな冬でも、外で遊ぶよいきっかけになりますね。

ここでは、近所で気軽に遊べる雪遊びのアイデアを7つ紹介します。雪遊びの定番といえば雪合戦・雪だるま・かまくら作りなどですが、工夫次第では様々な楽しみ方ができます。雪が積もったときに楽しく遊べるよう、チェックしておきましょう。

雪合戦

雪合戦

雪合戦は、雪を丸めて投げ合う遊びです。昔から親しまれている定番の遊びですが、正式なスポーツとして日本各地で大会がおこなわれているんですよ!

スポーツ雪合戦は、北海道の壮瞥町で、冬場の地域活性化のために生まれました。一般社団法人日本雪合戦連盟では、冬季オリンピックの正式種目採用を目指しています。

雪を型にいれて雪玉をつくるスノーボールメーカーを使えば、きれいな雪玉が簡単にたくさんつくれます。球体だけでなく、さまざまな形のスノーボールメーカーもあります。いろいろな形のスノーボールを作って楽しめますよ!

雪合戦を楽しむ場合には、雪玉を作るときに石など硬いものがなかに入らないよう注意しましょう。顔や頭を狙うのも厳禁です。地面が普段より滑りやすいので、熱中しすぎて転んでしまわぬよう気をつけましょう。

雪だるま

雪だるま

雪だるまづくりは、雪合戦にならぶ雪遊びの定番ですね。きれいな雪だるまをつくるにはコツがあります。雪を転がす際には、一方向だけに転がすのではなく、いろんな方向に転がすときれいな球体が作れます。

飾りには、石・みかん・にんじん・小枝などを活用するとよいでしょう。大きい雪玉は意外と重いので、持ち上げられる大きさを確かめながらつくってくださいね。

かまくら作り

かまくら

かまくらづくりは、雪で山をつくってから、なかを掘って空間をつくります。雪山がしっかり固まっていないと崩れてしまうので、塩水を使ったり、日にちを置いたりして強度を高めましょう。

なお、崩落の危険性があるので、大きなかまくらをつくる場合には、必ず複数人で大人も一緒につくってください。

的あて

的あては、雪玉をつくって的に当てる遊びです。的にはペットボトルや空き缶などを使うとよいですね。雪合戦よりも危険度が少なくのんびり遊べるので、小さな子どもや激しい遊びが苦手な子どもにおすすめです。

難易度を設定して、複数のペットボトルに点数を書く方法や、ボーリングのようにたくさんのペットボトルを並べる方法もあります。ゲーム形式にすると、大人でも真剣になってしまいます。

雪合戦で紹介したスノーボールメーカーを使えば、きれいな雪玉が手早く簡単につくれます。自分たちで工夫しながらマイルールを決めると、一段と盛り上がることうけあいです。

宝探し

宝探しとは、企画者が積もった雪のなかに宝を隠し、参加者がそれを見つける遊びです。スキー場などのイベントで開催されることも多々あります。

雪のなかに隠れたものを見つけ出すのは、思うより難しいもの。あまりに小さな宝だとなかなか見つけられません。カラフルで、適度に大きさのあるものがよいでしょう。

おすすめの宝は、色水を入れたペットボトルです。「この色を見つけたら、この景品がもらえる」と工夫をすれば、宝を探すのがさらに楽しくなりますよ。

宝探しの範囲にはロープなどで目印をつけましょう。ほどよい制限時間を設けると、盛り上がるうえに、参加者に負担がかかりにくいですよ。また、終わった後は隠したものが残っていないか確認して、ごみを出さないようにしてくださいね。

雪でお絵描き

ちょっと変わった雪遊びは、雪へのお絵描き。枝などを用い、雪に絵を描くのは、よく見られる遊びのひとつですが、ここで紹介するのは、色水を使ったお絵描きです。

使い終わった食器用洗剤の入れ物などに、安全性の高い子供用の水彩絵の具を溶かした色水を入れて、真っ白な雪の上に絵を描きます。何種類か色を作れば、さらに本格的な作品も目指せます。色と色が混じり合って、ほかの色に変わる様も見られますね。思いもかけない素敵な作品が出来上がるかもしれません。

薄い色の水ならば、雪が溶けるとともにきれいになくなってしまいます。しかし、公園など公共の場に汚れが残ってしまうといけないので、自宅の庭などで遊びましょう。

雪景色の撮影

雪が積もると、見慣れた景色のいつもと違う表情を見られます。それを写真に残しておきたいと思う方も多いでしょう。しかし、雪景色の撮影には、普通の景色を撮影するのとは少し違ったテクニックが必要です。明るくて真っ白い雪景色を撮ったはずなのに、写真では暗く写ってしまった経験はないでしょうか。

スマートフォンのカメラには、「オート露出機能」が付いています。オート露出機能とは、まわりの明るさによって写真の明るさを調節してくれる機能。明るい場所での写真は明るさを抑えられ、暗い場所での写真は明るく調節されます。

いつもなら便利な機能ですが、雪景色のなかでは、周囲の明るさが「非常に明るい」と判断されてしまうため、写真には実際よりも暗く写ってしまいます。したがって、雪景色を撮影する場合は、露出機能を調整する必要があります。

撮影したあとに、明るさを編集するのもひとつのテクニックです。試してみてください。

雪景色の町並み

雪遊びをより楽しむための注意点

雪遊びはとても楽しく、大人も子どもも一緒になって夢中で遊んでしまいます。しかし、雪遊びをするときには、いつもと違う注意を払う必要があります。とくに小さな子どもは自分で気をつけることが難しいので、まわりの大人が見守らなければなりません。

ともすれば体調を崩してしまったり、怪我をしてしまったりする可能性も。とくに雪慣れしていない、普段雪が降らない地域に住んでいる方は、以下の注意点を頭に入れながら、安全に雪を楽しみましょう。

服装に気をつける

雪で遊ぶときは、できれば防水加工のしてあるウェアを身に着けましょう。動いているうちに、服と服の間から雪が入ってしまうこともあるので、小さな子どもの場合はつなぎが最適です。

履物は長靴かスノーブーツがおすすめです。雪道はたいへん滑りやすいので、滑り止めがしっかりついているものが望ましいですね。近所で遊ぶ場合には、ついいつものスニーカーで十分と思ってしまいますが、滑りやすいうえに、氷水がなかに染み込み、しもやけや凍傷の原因となります。

また、ニット帽や防水手袋も忘れずに付けましょう。耳や手も「しもやけ」になりやすい部分です。しっかり防寒しましょう。

雪遊びで思いっきり走り回ったあとには、下着が汗で濡れてしまいます。そのままでいると体が冷えて風邪の原因に。家に帰ってきたら必ず着替えましょう。

そり遊びの服装

危険な場所を確認しておく

雪の日に限ったことではありませんが、道路では絶対に遊んではいけません。雪の日の道路は自動車や自転車もスリップしやすく、いつもよりも危険度が高くなっています。歩くときにも、転倒しないよう、急がずゆっくり歩くことを心がけてくださいね。

また、雪が積もると、いつも見えている段差や排水溝などの障害物が隠れてしまいます。思わぬところにできている、つららの落下も危険です。外に出たら、周囲を注意深く観察しましょう。

遊ぶときは、広くて平らな広場が最適。しかし、雪の日の公園の遊具は大変滑りやすく危険です。雪が積もっているときには、遊具では遊ばないようにしましょう。

雪遊びをするときは、子どもだけで遊ぶのではなく、必ず大人がつきそうよう心がけてください。

雪での転倒

ルールを決めて本気で楽しむ

雪遊びには、思わぬ危険が潜んでいます。しかし、危ないと言ってばかりでは、思い切り遊べないし、楽しみも半減してしまいます。そこで、最初にしっかりとしたルールを決めて、そのルールを守りながら本気で遊びましょう。

具体例としては、「雪遊びは何時まで」「何分遊んだら、何分休憩する」「雪合戦をするときは、肩から下を狙う」「なるべく走らない」「水分補給を忘れない」「冷たくても我慢しない」など。

それらのルールを頭のなかに入れておくだけで、遊んでいるときの行動にも差がでます。子どもが雪遊びに熱中しすぎてルールを忘れているようなら、付き添っている大人が優しく声掛けしてルールを思い出させてあげましょう。

雪遊び

まとめ

雪は、わたし達をいつもと違う世界へ連れて行ってくれます。違う景色、違う遊びにわたし達は夢中になってしまいますね。しかし、雪には注意しなければならない点があることを忘れてはいけません。注意を怠らず、安全に雪を楽しみましょう。

雪が大好きな方は、スキー場でも近所でも、季節限定のアクティビティを思い切り楽しんでください!

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