子供部屋におすすめのラグは?ラグの選び方や素材もあわせて解説
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ラグとは、床に全体的に敷くカーペットとは違い、一部分に敷く敷物の総称です。
子供部屋にラグを敷きたいと思ったら、どんなラグを選べば良いのでしょうか。ラグだけでも部屋の印象は大きく変わりますし、選ぶ素材などによってどんなメリットが得られるのかも変わります。この記事では、子供部屋にラグを敷くのがおすすめの理由、ラグ選びのポイント、おすすめの素材などを解説していきます。子供部屋のラグ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
子供部屋にラグを敷くのがおすすめの理由
ラグを敷くことで得られるメリットを5つご紹介します。ラグはおしゃれなだけでなく、実用性も高いインテリアです。うまく活用できれば子育てにも役立つグッズですので、その理由も含めて詳しく解説していきます。
1. ハウスダストを吸着できる
ラグやカーペットには、フローリングよりもハウスダストの舞い上がりを抑制する効果があるとされています。
ラグには、繊維に付着したハウスダストを糸の部分で取り込んで、空気中に舞い上がるのを防いでくれる「ダストポケット効果」という機能があります。子供部屋のハウスダストの舞い上がりが気になる方は、ラグを敷いてみてはいかがでしょうか。
※付着したハウスダストは掃除機などでこまめに掃除しましょう。
2. 騒音対策になる
小さな子供がいると気になるのが騒音です。子供の成長過程では音をたてない方が難しく、走るときやジャンプするときの足音は日常茶飯事で、注意してもどうにかなるものではありません。しかし、マンションや賃貸住宅で暮らしている場合は下の階の人に迷惑がかかってしまいます。住人同士の騒音問題に発展する可能性もあります。
子供の足音や、おもちゃで遊んでいるときの音などが気になる場合は、ラグを活用しましょう。ラグには、音を和らげる効果があります。最近では防音機能を持つラグもあるので、音をよくたててしまう床の上に敷けば、騒音の心配を軽減できるでしょう。
3. 転倒時のクッションになる
赤ちゃんが立ち始めると毎日転んでしまいますよね。硬いフローリングのままだと転んだときに怪我をしかねませんし、親は常に怪我をしないか気を配らなければなりません。そんなとき、普段よく過ごしている部屋にラグを敷いておけば、転んだときのクッションになってくれます。フローリングに直接転んでしまうよりは、衝撃を抑えられる場合もあります。
クッション性の高いラグもありますので、子供がよく転んでしまう、最近立ち始めて転ばないか不安という保護者の方はぜひ検討してみてください。
4. フローリングの冷たさを軽減できる
寒い季節がやってくると、フローリングの冷たさを身にしみて感じます。冷たい空気は下に降りやすく、暖かい空気は上昇しますので、特に赤ちゃんや小さい子供は大人よりも寒さや冷たさを感じてしまうでしょう。
また、赤ちゃんや小さい子供は体調を崩しやすいため、寒さ対策は重要です。ラグを敷けばフローリングの冷たさを軽減できて、底冷え対策になります。子供が普段から使う部屋は、ラグを敷いて寒さが軽減できるように対策しておくと安心です。
5. 床に傷が付くリスクを減らせる
フローリングでは、おもちゃの落下や引きずり跡、椅子やテーブルの移動などで床に傷が付いてしまう可能性が高いです。子供は力が弱く、物を落としてしまったりすることも多いので、ラグを敷いて床に傷が付かないように対策をしましょう。
また、賃貸住宅の場合は、退去する際に部屋の傷でトラブルになりかねないので、さらに注意する必要があります。クッション性の高いラグを検討してみてください。
子供部屋のラグを選ぶときのポイント
子供部屋に敷くラグを購入したいと思ったとき、何を基準に選べば良いのか悩んでしまう人も多いでしょう。
ここでは、子供部屋のラグを選ぶときのポイントを6つ解説します。
- 自宅で洗える
- 滑り止めが付いている
- 撥水機能がついている
- クッション性が高い
- 掃除がしやすい
- 足が引っかかりにくい
説明とあわせてそれぞれのポイントに合わせておすすめの商品もご紹介するので、ラグの選び方に悩んでいる方は参考にしてみてください。
1. 自宅で洗える
ラグを敷くにあたって気になるポイントは、汚してしまうかもしれないという点ですよね。子供がジュースやお菓子をこぼしてしまったり、体調が悪いときに嘔吐してしまったりと、ラグが汚れてしまうリスクは尽きません。
そんなときに、毎回クリーニングに持って行くのは大変です。今は家で洗えるラグも多いので、自宅で洗えるかどうかを重要視するのも良いでしょう。
2. 滑り止めが付いている
小さい子供は歩き方がまだおぼつかないので、ラグで足を滑らせてしまう心配があります。転んだときにラグも一緒に滑ってしまうと、顔や頭を打ってしまう危険性も高いでしょう。
そういった危険を回避するためには、ラグの滑り止め機能が役立ちます。ラグに滑り止めが付いているかどうかも、購入前の確認ポイントの1つです。
3. 撥水機能が付いている
最近では、撥水加工機能が施されたラグが多く販売されています。撥水加工とは、生地の表面をコーティングして、液体をはじく加工のことです。撥水加工がされていればお手入れが簡単で、飲み物をうっかりこぼしてしまってもサッと拭き取るだけで掃除が完了します。
生活をしていれば汚れていくのは仕方ないですが、子供がいる家庭では汚れることを躊躇してラグの購入を迷っているケースも多く見られます。撥水加工のラグを最初から選んでおくとラグが簡単に掃除できるだけでなく、床の汚れ防止にもなるので、ぜひ検討してみてください。
4. クッション性が高い
赤ちゃんがつかまり立ちをし始めてからは、転倒して頭をぶつけてしまわないか心配ですよね。ラグを敷いていても、薄いラグではぶつけた衝撃を十分に吸収できません。
子供が小さいうちは、クッション性の高いラグを選ぶことをおすすめします。クッション性の高いラグは衝撃を吸収するだけではなく、防音機能や保温性も期待できます。
子供は、床に直接座ったり寝転がったりすることが多いです。体が痛くならないラグや、フローリングの冷たさが伝わらないような厚手のものも選ぶポイントとなるでしょう。
5. 掃除がしやすい
日々の掃除で少しでも負担を減らすためには、掃除がしやすいラグの方が良いですよね。掃除のしやすさを重視するなら、毛足が短いラグを選びましょう。毛足が短く繊維が詰まっているラグはゴミが入り込みにくく、掃除機もかけやすいです。
毛足が長くフサフサなラグは、おしゃれな印象のインテリアアイテムとなります。しかし、子供部屋に敷く場合は、掃除のしやすさを重視し毛足が短いラグをおすすめします。
6.足が引っかかりにくい
ラウンド型のラグはおしゃれに見えるだけでなく、部屋全体を広く見せる効果もあります。また、見た目だけではなく、実用的な面もあります。角がないので引っかかりにくく、子供がラグに足をかけてつまづいてしまうリスクを軽減できるのです。
ラグを敷いているとどうしても気になるのが、ラグのズレです。四角いラグだと直線的な部分がズレていると気になりますが、円形ラグの場合は遊んでいてラグがズレてきても、さほど気にならないというメリットもあります。
ラグで使われている素材でおすすめなのは?
子供部屋のラグを選ぶ際には、ラグに使われている素材にも注目すると良いです。ラグに使用される素材には、天然素材と化学繊維があります。
年中快適に過ごすためにはラグの素材を知っておくことも大切です。ラグを敷く場所や季節、使い方で適した素材は異なりますので、どんな素材があるのか、またそれらにはどのような特徴があるのかを説明していきます。自宅の環境に合った素材を探してみてください。
ウール
ウールは天然素材で、冬は暖かく夏は涼しいというオールシーズン快適に使用できるという特徴があります。また、湿度をコントロールする特性も持っているため、梅雨時もベタベタしません。防汚性や耐久性に優れているので汚れ落ちも良く、弾力がある素材なのでラグの毛足がへたりにくいという特徴もあります。
しかし、遊び毛が出やすいので掃除はこまめにした方が良いです。また、害虫に弱いという欠点もあるため、防ダニ加工が施されているラグを探した方が安心できます。
コットン
コットンも天然素材ですが、ウールと比べると値段が安く、遊び毛が出にくいのが特徴です。肌触りが良いので夏は素足でもサラッと快適に過ごせます。
コットンは薄手でボリュームもあまりないタイプが多いので、夏も暑苦しく見えずオールシーズン使用できます。ただ、薄手なので防音効果はあまり期待できません。また吸湿性に優れ、湿度の高い季節でもべたつきにくいというメリットがあります。
デメリットは、吸湿性に優れているメリットの裏返しでもあるのですが、液体の汚れが付きやすいということです。汚れが付くのが気になる方は、汚れが目立たない色や柄を選ぶか、撥水加工を施しているものを選ぶのが良いでしょう。
アクリル
アクリルは化学繊維です。アクリルにも色々な種類がありますが、毛足が長く光沢のあるタイプは、まるでファーのようなゴージャスな見た目です。発色が良く色あせにくいため、ポップな色やデザインの凝ったラグにピッタリです。肌触りはとても柔らかく、害虫の被害を受けにくい素材となっています。
軽くて暖かく、摩擦に強いて、静電気が発生しにくいのがメリットです。水溶性の汚れが染み込みにくく乾きやすいのですが、逆にいうと吸湿性が少ないのが欠点でもあります。合成繊維の中では、比較的値段が高い傾向です。
ポリプロピレン
ポリプロピレンは化学繊維で、素材が安く耐摩擦性に優れています。薬品や害虫、カビの被害を受けにくいので、ラグ・カーペット・タイルカーペットに多用されている素材です。
ポリプロピレンはとても軽い素材で、オーダーカーペットやタイルカーペットなど自由な加工がしやすく、メンテナンスもしやすいのがメリットとなっています。色あせが少なく毛玉もできにくいため、長く使用可能です。
一方で肌触りは硬く、熱に弱い特徴があるので、高温のアイロンなどを触れさせてしまうと、アイロンの跡がついてしまう可能性があります。
ポリエステル
ポリエステルは化学繊維の中で1番熱に強く、薬品やカビ、害虫の被害を受けにくいです。衣類の素材としても使われており、フリースウェアなどの軽くて肌触りが良く保温性に優れている服の多くがポリエステル素材で作られています。
ポリエステル製のラグは、家庭用の洗濯機で洗えるものが多いというのも特徴の1つです。
麻
麻は天然素材で、吸水発散性に優れていて水分を素早く吸い取り発散してくれるのが特徴です。また、雑菌の繁殖を抑制する防カビ性に優れており、匂いを抑えてくれる効果もあります。
麻は静電気を起こさないので汚れがつきにくく、ついても落ちやすいという衛生面でも優れた素材です。繊維の中に空気が含まれているので寒いシーズンでは暖かく、暑いシーズンではサラッとしていて爽やかな涼感もあるので、オールシーズン快適に過ごせます。
麻のラグは質が良く、価格も高い傾向にあります。丈夫な天然素材なので、正しくお手入れをすることで長く愛用できる品となるでしょう。
まとめ
子供部屋のラグの選び方と、素材による違いを解説いたしました。ラグを敷くだけで子供部屋の印象は大きく変わり、同時にさまざまな効果が得られます。子供部屋にラグを敷くメリットとしては、ハウスダストの吸着、騒音対策、転倒時の怪我のリスクの軽減などが挙げられます。
素材によっても効果が変わってきますので、記事を参考に子供部屋に適したラグを選んでみてください。
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