【0歳児におすすめ】天気が悪い日でも楽しい室内遊び
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0歳の赤ちゃんと室内遊びをするときは、赤ちゃんの発達段階に応じた楽しみ方をしましょう。
室内遊びには、一緒に何かものを作る制作遊びや、手足を自由に動かす運動遊びなど、さまざまな種類があります。また、天気が悪い日に限らず、最近では感染症対策の観点から、家で赤ちゃんを遊ばせたいご家庭も多いようです。
この記事では、0歳児の中でも首が座り、ずりばいやハイハイができるようになった月齢以上の赤ちゃんができる室内遊びについて詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
0歳児の室内遊びのねらい
0歳児の室内遊びは、五感を育み、心身の発達を促すことがねらいです。首が座る、ハイハイを始める、つかまり立ちの練習をするなど、著しい成長に合わせた室内遊びをさせてあげることで、体を動かしながら楽しさを味わうことができます。
また、室内遊びの中で家族と肌を触れ合わせてスキンシップを図り、赤ちゃんが愛情や安心を感じることは、信頼関係の構築にも役立ちます。
このようなねらいを意識しながら、室内遊びを通じて赤ちゃんの成長につなげましょう。
天気が悪くても困らない!0歳児におすすめの室内遊び
天気が悪いと外での活動ができないため、家の中で出来る遊びを考える必要があります。しかし、多くのご家庭では「遊び方がワンパターンになってしまう……。」「家の中でできる遊びが分からない……。」などの悩みを抱えているかと思います。
今回は、天気が悪い日でも赤ちゃんと楽しく遊べる室内遊びのアイデアをご紹介します。どれも自宅にあるものを活用して簡単に取り組むことができるので、ぜひ赤ちゃんとの室内遊びのアイデアに役立ててください!
マットを使った遊び
マット遊びは、ベビープレイマットや、ジョイントマットなど赤ちゃんが動き回っても大丈夫な場所の上で行います。ずりばいや、ハイハイができるようになり常に動き回りたい気持ちがある赤ちゃんにとって、マット遊びは最適です。
また、柔らかく衝撃を吸収しやすいマットは、遊びの中で大きく体を動かす赤ちゃんのけがを防ぐことにも役立ちます。
マット遊びのポイント
マットの上をゴロゴロと転がったり、柔らかなマットの感触を楽しんで遊びましょう。ハイハイができる月齢であれば、マットの上にクッションを置いて高低差をつくり、登る動きをしてみるのもよいでしょう。高低差ができると体勢を保つためにバランスを取ろうとするので、バランス感覚を養うことにもつながります。
赤ちゃんはまだまだバランスをとることが苦手なので、マット遊びの時はバランスを崩して転倒したり、うつ伏せになってしまわないように注意しながら遊びましょう。
段ボールを使った遊び
近頃では、ネットショッピングなどの利用でご自宅に段ボールが溜まっている事も多いかと思います。家庭ごみとして捨てる予定だった段ボールも、アイデア次第で室内遊びのアイテムとして大活躍します。遊びとして使う段ボールはなるべく汚れがついていない、きれいなものを使ってくださいね。
段ボールを使った遊びのポイント
例えば、箱型だった段ボールの底を開き、筒状にしたトンネル遊びはいかがでしょう。くぐるという動作はハイハイをして体を動かす事につながります。前に進んだり、後ろに戻ったりして、全身を動かす運動になります。
他にも、段ボールを仕切りに利用して「いないいないばあ!」とコミュニケーションをとる遊びもよいでしょう。
段ボールを使った遊びをするときは、加工するときに出る段ボールの切れ端などを赤ちゃんが誤飲しないように気を配るようにしてください。加工し終わったら、一度掃除をしてから遊びを始めるとよいでしょう。
動きのあるお歌遊び
楽しいメロディーと動きのあるお歌遊びは、言葉の意味が分からなくても手足を動かすマネをすることで運動になったり、マネをしようと考えることで思考力や読解力を養うことができます。また、家族とスキンシップを取りながら遊ぶことで、愛情形成にもつながります。
動きのあるお歌遊びのポイント
例えば手遊び歌の「むすんでひらいて」は歌に合わせて、手を握ったりひらいたりとさまざまな動きが出てきます。どれも簡単な動きなので、赤ちゃんは周りの人の動きを見て、マネしようとするでしょう。
他にも「きらきら星」や「ちょうちょ」のように、手を使って星がきらきらする様子やちょうちょがパタパタと羽ばたく様子など、動きで歌詞を表現のできる歌はたくさんありますので、色々な歌を歌ってみて、どんな歌が喜ぶかな?と好きな歌を探してみるのもよいでしょう。
0歳児と室内遊びをするときの注意点
けがや誤飲に注意する
0歳児との室内遊びでは、月齢に合わせた成長を知り、事前にしっかりと対策をすることで、事故を未然に防ぐことができます。
赤ちゃんは一般的に、生後3カ月ごろから首が座り、まずは触れたものをつかむ動作ができるようになります。
5カ月を過ぎ寝返りがうてるようになると、ひとり座りやハイハイをするようになり行動範囲が広がります。目についたものを口に入れたがる様子がよく見られるため、室内遊びでは両親は目を離さず常に見守りながら遊ばせるように注意しましょう。
9カ月を過ぎつかまり立ちを始めると、ひとり歩きできるようになるまでもうすぐです。
室内遊びをしている際も、高さのある所に行きたがる赤ちゃんはたくさんいます。転んだり、転落して大きなけがにつながらないよう、補助をしながら遊ぶなどの注意が必要です。
活動量に合わせて室内温度や水分補給
赤ちゃんは「暑い」「寒い」「のどがかわいた」など自分の体調や気持ちを言葉で表現することができません。赤ちゃんと一緒にいる大人が様子を見ながら適度に水分補給を促す、遊びの途中で休憩するなどの気配りが必要です。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは自分で体温調節をすることが難しく、気温と一緒に体温が上下してしまいます。夏はエアコンや扇風機を活用することで、室内温度を26~28度に設定し、冷たい風が直接赤ちゃんにあたらないようにしましょう。冬の暖房は温度を20度前後に設定し、室内の乾燥にも気を付けましょう。外が寒いからと温度を上げすぎたり、厚着をさせすぎないように注意してください。
適切な温度と服装で室内遊びをしていても、遊びに夢中になると汗をかき体が冷えてしまう可能性もあります。赤ちゃんの様子をよく見ながら、元気に楽しく遊びやすい環境を整えましょう。
子供の発達スピードに合わせた遊び方をさせる
0歳児は月齢ごとの成長スピードにばらつきがみられるため、発達状況にあった室内遊びを取り入れることが大切です。
生後2カ月から3カ月ごろの運動能力が未発達の時期には、筋肉や五感に刺激を与えるような遊びを生活の中に取り入れましょう。赤ちゃんに言葉をかけたり、スキンシップをとることで積極的に喜ばせることも重要です。
生後4カ月から6カ月ごろは運動能力の発達が顕著にみられる時期です。赤ちゃんにとって見える範囲や動ける範囲が広がることで室内遊びの幅も広がります。自分から何かをしようとする能動的な行動がみられるようになるため、持っている力を最大限引き出だせるような遊びで赤ちゃんの成長をサポートしましょう。
生後半年から1歳の誕生日を迎えるまでの半年間は、さらに行動範囲が広がり好奇心旺盛で活発な行動が見られます。遊びの中でも「できる」が増える時期は、たくさん褒めてあげることが大切です。しかし、体を大きく動かし、一人遊びもできるようになったことで、けがなどの事故が増える時期でもあります。
発達スピードに合わせた遊びを心掛けていたとしても、危険は思いもよらないところで現れるものです。目を離さず常に赤ちゃんの様子をうかがい、リスクの芽を事前に摘み取ってあげることが重要です。
まとめ
視覚や聴覚が著しく発達するこの時期の室内遊びは、その発達を促すだけでなく、一緒に遊ぶ大人との信頼関係を築くことにもつながります。
今回は雨の日でもおうちの中でできる室内遊びをご紹介しました。
現在は、感染症対策の観点から晴れている日でも外出はせず、家の中で赤ちゃんと遊びたいと考える家庭も多くなっていますが、好奇心の旺盛な赤ちゃんにとって、窮屈で我慢の多い環境はストレスになる可能性もあります。
「室内遊びのレパートリーが少ない」「今の時期にはどんな室内遊びが適切なのか分からない」と考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。赤ちゃんの豊かな成長に少しでもつながれば幸いです。
監修:アドバンス助産師 S
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