赤ちゃんが過ごしやすいお部屋に!快適なスペース作りのポイントをご紹介
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赤ちゃんが過ごしやすいお部屋に!快適なスペース作りのポイントをご紹介

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赤ちゃんが産まれた家庭は、安心して自宅へ迎え入れるために、赤ちゃんのためのスペースを準備しておく必要があります。赤ちゃんが快適に過ごすためのお部屋と、安心・安全なスペース作りのポイントをご紹介します。


赤ちゃんが過ごしやすいお部屋に!快適なスペース作りのポイントをご紹介1
初めて赤ちゃんを迎えるにあたり、赤ちゃんが過ごす場所をどのように作ればいいか悩む方も多いでしょう。赤ちゃんにとって過ごしやすい室温や湿度から、不慮の事故を防ぐための安全対策など、赤ちゃんが快適に過ごすためのお部屋と、安心・安全なスペース作りのポイントをご紹介します。

赤ちゃんが過ごしやすいスペースとは?

赤ちゃんが過ごしやすいスペースとは?
生まれたばかりの赤ちゃんは一日の大半を寝て過ごしますが、こまめに環境に気を配る必要があります。赤ちゃんが寝ている時も起きている時も、大人が必ず見守れる場所を選びましょう。

赤ちゃんのスペース作りを始める時期は?

赤ちゃんのためのスペース作りは、他の出産準備と同じように妊娠中に済ませることが大切です。退院してからスペース作りをしようと思っても、慣れない育児や不安定な産褥期の中で行うのはとても大変です。また生まれる前でも、妊娠後期に入っている場合は、無理な姿勢で重たいものを持つと、おなかの張りや腰痛の原因になるので、なるべく身体と心に余裕のある早めのタイミングで行いましょう。
必要なアイテムがまとめられた初めて赤ちゃんを迎える家庭用の買い物リストは、ベビー用品店などで手に入ります。現物を見ながら最低限のアイテムを揃え、足りないと思ったものはオンライン

ショップで買い足していくとよいでしょう。
赤ちゃんに最適な室温や湿度は?

赤ちゃんは体温を調節する機能が未発達です。気温によって体温が上下しやすいので、季節によって設定温度が変わってきます。当たり前ですが、赤ちゃんは自分で脱ぎ着できません。赤ちゃんは自分が感じる不快感を泣くことで教えてくれます。大人が目配り、気配りをして赤ちゃんが感じている不快感に気づいてあげることが大切です。
赤ちゃん快適に過ごせる室温は、冬場であれば20~25℃、夏場は外気より4~5℃低いぐらいが目安とされています。湿度は50%~60%が目安です。直接エアコンの風が当たらないように、サーキュレーターなどを上手に使って過ごしやすい環境を作ってあげましょう。赤ちゃんが寝ている高さに温度計・湿度計を置いておくとより安心です。
出典:東京都福祉保健局「(参考資料)赤ちゃんのための室内環境」(PDF)

部屋の明るさは適切?
近年、世界的にみて日本人の子供は寝不足だと問題視されており、「赤ちゃんの頃から健全な睡眠習慣を確保することが大切」と言われています(厚生労働省「未就学児の睡眠指針」より)。新生児期(生後4週間)の赤ちゃんは1日16時間以上を眠って過ごすので、大人の生活習慣や睡眠環境が赤ちゃんの安眠を妨げないか、日々の生活を改めて見直してみましょう。
外界からの光の刺激は、睡眠と覚醒のリズムに影響を与えます。体内時計が未発達の赤ちゃんは大人以上に刺激を受けてしまうので、特に夜間は意識的に照明器具の明るさを調整しましょう。赤ちゃんが親と同じ寝室で寝る際、スマホやタブレット(ナイトモードも含む)の使用は控えることがおすすめです)。常夜灯をつけっぱなしにするのも避け、授乳時やおむつ替えには、温かみのある色の間接照明を使うのがおすすめです。

赤ちゃんのためのベッド作りのヒント

次は赤ちゃんが眠るためのベッドについて見ていきましょう。
先述の通り、赤ちゃんは1日の大半を眠って過ごします。赤ちゃんがスヤスヤと眠ってくれるような快適なベッドスペースであると同時に、安全であることも大切です。
例えば、赤ちゃんと他の家族が同じスペースで寝ていると、寝返りを打ったときなどに赤ちゃんを押しつぶしてしまったり、大人の寝具が赤ちゃんの顔にかかってしまったりする可能性があります。不慮の事故につながらないためにも、快適さと安全性を兼ね備えたベッドスペース作りのポイントを見ていきましょう。

出典:消費者庁「0〜1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください!」
子供を事故から守る!!事故防止ハンドブック

赤ちゃんの寝具は硬めのものを

ベビーベッドの敷布団やマットレスは必ずベビー用寝具を使用しましょう。ベビー用に作られた敷布団は大人用より硬めに作られていることが多いです。柔らかな寝具は赤ちゃんが寝返りを打った際に顔が沈み込んでしまい、窒息するおそれがあるからです。掛布団は自分で払いのけられるくらい軽いものを用意しましょう。母乳やミルクを吐き戻すことも多いので、洗えるものを選ぶのもポイントです。
ネットショッピングで購入する場合でも、事前にさわり心地や硬さなど、実物を手で触って確かめてから買うことをおすすめします。

周りに余計な物を置かない

ベビーベッドの周囲や壁に落ちてくるような物がないかを点検しましょう。また、寝ている赤ちゃんの顔の近くに、ぬいぐるみやクッション、衣類や毛布などを置かないこと。口や鼻を覆ったり、首に絡まる危険性があります。

ベビーベッドの柵は必ず上げる

まだ寝返りがうてない月齢でも、手足を動かしているうちに身体がベビーベッドからはみ出して転落する危険があります。ベビーベッドで寝かせるときは必ず柵を上げましょう。

ベッドガードの使用は1歳半から

日中の授乳後やお昼寝など、大人用ベッドで寝かしつけた後は必ずベビーベッドへ移しましょう。大人用ベッドからの転落防止にベッドガードを付ける家庭も多いですが、ベッドガードの対象年齢は1歳半から。赤ちゃんがマットレスとベッドガードの隙間に挟まると、自力では脱出できず窒息するおそれがあります。

洋服は?授乳グッズは? 必須アイテム収納のアイデア

洋服は?授乳グッズは? 必須アイテム収納のアイデア
大人中心の生活から、赤ちゃん中心の生活へ。毎日使うお世話グッズからおもちゃまで、家具などのインテリアや収納スペースはすべて赤ちゃん最優先で考える必要があります。子供成長とともに物は必然的に増えていきますので、赤ちゃんを家へ迎える前に、どんなときに「どこで」「何が必要か」を整理しておきましょう。

オムツ替え

新生児なら1日15回以上といわれるオムツ替え。ベビーベッドがあれば、寝ている赤ちゃんを移動させずにオムツを変えることができるので便利です。おむつを替える際に、無理な姿勢で腰を痛めにくいのもうれしいポイントです。収納付きのベビーベッドならば、替えのオムツとおしりふきをまとめて保管しておけます。赤ちゃんの母乳やミルクの吐き戻しや汚れが気になるときは、おむつ替えシートを敷いて行うとより衛生的です。

授乳

授乳の時は、正しい姿勢で授乳できる場所を決めましょう。その際、授乳クッションも準備しておくと、身体への負担が軽減できます。搾乳器や母乳パッドなど、授乳時に必要なグッズは、綿棒や爪切りなどと一緒に「お世話グッズ」としてひとまとめにして収納しておくと便利です。
哺乳瓶や粉ミルクなどの調乳グッズと消毒に使う器具一式をひとまとめにしてキッチンへ。個人差はありますが、1歳近くまで夜間の授乳は続きますので、誰でも使いやすい場所に収納するのがポイントです。

お着替え

出産祝いでかわいいベビー服をもらうと、「赤ちゃん用の洋服収納を考えないと!」と焦る人もいるでしょう。しかし、タンスは子供が一人で服を選んで着るようになってから購入しても遅くはありません。プラスチック製の収納ボックスや引き出しタイプの衣装ケースなどで対応可能ですが,より大事なのは収納場所です。赤ちゃんのうちは頻繁に着替えるので、おむつ替えする場所と近いほうがムダな動きが減って楽になります。

遊ぶスペース

昼間も寝て過ごしていた赤ちゃんも、生後3か月には首がすわって少しずつ動きが出てきます。生活リズムが整ってくると、赤ちゃんは日中遊んで過ごすスペースが必要になるので、リビングの一角や続き部屋など、家事の合間も常に目が届く場所に作るとよいでしょう。フローリングの床には、プレイマットを敷くと赤ちゃんが転倒した時のケガや底冷えを防げます。
おもちゃや絵本の収納は同じエリアに設置しましょう。布製のケースやカゴなどを種類別に分けて、中に入れるだけなので、都度の片付けもストレスなく簡単にできます。赤ちゃんが口へ入れたおもちゃは、使用後に拭いたり、洗ったりしてから戻しましょう。除菌グッズも一緒に置いておくと便利です。

赤ちゃんのための部屋作りの注意点

赤ちゃんのための部屋作りの注意点
赤ちゃんのための部屋作りに欠かせないのが安全性です。赤ちゃんは、危険なもの・危険でないものといった判断ができません。したがって、自分で危険を避けることもできません。そのため、周りの大人たちが安全に気を配り、赤ちゃんの行動に合わせて環境を整えていく必要があります。
赤ちゃんに元気に育ってもらうためにも、以下の点に意識しながら部屋作りを行っていきましょう。

大人の目が行き届く環境をつくる

不慮の事故を防ぐには、まず赤ちゃんを一人にさせないことが大前提です。赤ちゃんは必ず家族の生活の中心にいるよう、居場所を確保しましょう。熟睡しているからといって、大人用のベッドやソファに寝かせたままその場を離れるのは危険です。トイレや食事の準備などで少し離れるときは移動させるなど、安全対策を怠りなく行いましょう。

床にはなるべく物を置かない

赤ちゃんは生後5~6か月ごろから手につかんだ物をなんでも口へ持っていくようになるので、赤ちゃんの手の届く床や低い位置に物を置かないようにしましょう。特に誤飲をした場合に危険性が高い電池や医薬品、洗剤などは、目の届かない場所に保管をしましょう。引っ張ると危険な家電のコード類も撤去の対象です。高い位置に置いただけでは無理してでも手を伸ばそうとするので、これも目の届かない場所へ移動させるのが安心です。
また、エコバッグやレジ袋は頭からかぶると窒息するおそれがあるので、床には放置せず、買い物後は手の届かない場所へ片付けましょう。

おもちゃは、対象年齢を確認してから与える

おもちゃの細かい部品は誤飲の代表例です。おもちゃを与える際は必ず対象年齢を確認し、遊び終えたら目の届かない場所に片付けましょう。電池で動くタイプのおもちゃは、誤飲防止のため、電池カバーが簡単に取り外せないかもチェックしましょう。

危険な場所には安全対策グッズを使用する

赤ちゃんにとって、目に入る物すべてが興味の対象です。行動範囲が広がる前に、あらゆる危険を想定して対策をとっておきましょう。
例えば、家具の角に取り付けるコーナーガードや、戸棚の扉や引き出しにつけるストッパーです。
火や刃物を使うキッチンや転落の危険がある階段など、一人で行ってほしくない場所にはゲートを付けるのが効果的です。床に置くタイプの暖房器具を使うときも、手が触れないよう安全柵で囲みましょう。

安全対策は定期的に見直す

赤ちゃんがつかまり立ちをするようになると手が届く範囲が広がり、低い棚やテレビ台、ローテーブルなども危険度が増します。さらに成長してヨチヨチ歩きを始めれば、テーブルクロスを引っ張って倒れたり、家具の角に頭をぶつけたり、ドアで手を挟んだりと、ケガをする可能性が高くなっていきます。
今日できなかったことが、明日できるようになるのが赤ちゃんです。常に先々を考えて対応できるよう備えておきましょう。

まとめ

赤ちゃんのための部屋作りに必要な準備と注意点を解説しました。
たとえ安心して暮らせる我が家でも、少し目を離しただけで赤ちゃんが不慮の事故に遭う可能性があります。赤ちゃんの健やかな成長と、家族全員の安全な毎日のために、まずは出産前から部屋の設備や環境を整えていきましょう。また、赤ちゃんの成長に合わせて、部屋のレイアウトや安全対策を変えていく必要があることも理解しておきましょう。

参考

川崎市 母子健康手帳
厚生労働省
死因順位(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合
政府広報オンライン 暮らしに役立つ情報
「えっ?そんな小さいもので?」子供の窒息事故を防ぐ!
消費者庁
「子どもの事故防止ハンドブック」
消費者庁
「0~1歳児のベッドからの転落事故に御注意ください!」(PDF)
花王メリーズ 赤ちゃん相談室 新生児の育児
「暑いの? 寒いの? 室温の目安は?」
厚生労働省
「未就学児の睡眠指針」(PDF)
パンパース
「お部屋の安全チェック」

監修:アドバンス助産師 S

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