
ふたり暮らし
二人暮らしの食費はどれくらい?3万円だと大変?平均費用や節約方法をご紹介
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恋人同士で、新婚夫婦で、二人暮らしをしている方の中には、毎月の生活費の出費を見直したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
お金の話って、ちょっとしづらい……と思うかもしれませんが、とても大切なことです。
二人で話し合い、節約をしよう!という方向性が決まったら。まずは食費を見直してみてはいかがでしょうか?
この記事では、気になる二人暮らしの食費の平均から、二人で取り組める節約テクニックまで幅広くご紹介しています。
最後まで読めば、生活が変わるヒントがきっと見つかるはずです。
二人暮らしの1ヶ月の食費平均は約5.2万円
まずは、二人暮らしの食費の平均からご紹介いたします。
総務省統計局による調査結果では、二人以上世帯の1ヶ月当たりの食費は平均で52,017 円です。
お二人の1ヶ月当たりの食費と比べて、いかがでしょうか。合計金額だけでは、なかなか判断が難しいかもしれません。
次の項から、内訳とその平均金額をご紹介いたします。
出典:総務省統計局 全国家計構造調査(2019年)第1-25表
※世帯人数 2.28人(世帯主 平均年齢32.3歳)全国平均
食費の平均と内訳
食費と一言に言っても、どこまでを食費に含んだ平均なのかを知りたい方も多いでしょう。
52,017 円という平均食費の内訳を表にまとめました。
穀類(米、パン等) | 3,460円 |
---|---|
魚介類 | 2,256円 |
肉類 | 4,027円 |
乳卵類 | 2,017円 |
野菜・海藻 | 3,908円 |
果物 | 1,195円 |
油脂・調味料 | 2,094円 |
菓子類 | 4,523円 |
調理食品 | 8,527円 |
飲料 | 3,489円 |
酒類 | 1,532円 |
外食 | 14,988円 |
出典:総務省統計局 全国家計構造調査(2019年)第1-25表
※世帯人数 2.28人(世帯主 平均年齢32.3歳)全国平均
外食と調理食品に、合計2万円以上かかっています。
効率的に食材を購入し自炊をして、外食を控えれば、平均以下の食費で生活ができるかもしれません。
食費の理想は所得の15%程度
食費にお金をかけすぎ、かけなさすぎという評価は、家庭内だけでは難しいものです。
一つの基準として、「食費は所得の15%程度が理想」というものがあります。
食べるものは健康に直結しますから、安ければ安いほど良いというものでもありません。現在の二人の1ヶ月あたりの食費は、所得の何%にあたるか、一度算出してみると良いでしょう。
10月~12月は食費が高くなる傾向にある
10月~12月は、食費が高くなる傾向にあります。それはなぜでしょうか?
秋になりおいしい食材が増えるということもありますが、年末にかけてイベントが多くなるというのも理由の一つです。
クリスマスやハロウィンといった秋冬イベントの際には、外食の機会も増え、食費を圧迫してしまうのです。
外食の金額の平均は?
先程の表に戻ってみましょう。外食にかける費用の平均は14,988円です。
「私たちは高級なレストランで外食なんて滅多にしないから、関係無い」と思ってしまうかもしれません。しかし、仕事中のランチ料金ももちろん外食費に含まれます。一食500円であっても、二人それぞれ毎平日(20日)積み重なると1ヶ月で20,000円となります。
食費で節約をするのであれば、例えば夕飯の残りをお弁当に詰めて持っていくなど、ランチ料金をかけない生活にするのは効果的です。
二人暮らしの食費の節約方法
それではさっそく、二人暮らしの食費の節約方法をお伝えします。
今日から始められるようなアイデアを中心にご紹介します。日々の生活に取り入れて、ぜひ実践してみてください。
小さなことでも、積み重ねれば大きな成果につながります。
家計簿アプリなどで食費を管理する
節約はまず、現在の収入と支出をきちんと把握することから始めましょう。効果的なのが、家計簿の導入です。
家計簿というと、ノートにペンで書き込む手間がかかるものというイメージがあるかもしれませんが、時代は変わっています。スマホの家計簿アプリなら簡単・手軽に家計簿が始められます。
中には、食材を購入したり外食をしたりした時のレシートを撮影するだけで、自動で日付、品目、金額を読み取り、記録をつけてくれる便利なものもあります。
家計簿アプリを習慣にすることで、二人で食費について話し合うきっかけになり、「先月は外食が多かったから、今月は自炊を増やそう」といった計画的な節約ができるようになるでしょう。
食材はまとめて買うようにする
二人分の食材をできるだけまとめて購入することも、食費の節約となります。
一人ひとりが無計画に食材の買い物をしていると、自宅になんの食材があるかを把握しにくくなったり、同じものを重複して購入して無駄にしてしまうこともあります。
おすすめの方法は、1週間の献立をまとめて考えて、それをもとに食材を調達する方法です。この方法なら、買い物をした際に余計なものを買ってしまうのも防げます。
また、すべての食材を使い切るように計算するので、食材を腐らせてしまったり、処分してしまうようなこともなくなります。
お肉などの冷凍が可能な食材は、食材が安いときにまとめて購入、冷凍保存し、上手に保管することで余らせることなく調理に使用できます。
毎日スーパーへ買い物に行っているという方は、週1~2回まで頻度を下げてまとめ買いをするよう心がけてみましょう。
予算は細かく区切って管理する
毎月の収入と支出を管理する習慣がついたら、二人で予算を決めて生活してみましょう。
食費は「食費」でひとくくりにするのではなく、食費の予算を細かく区切って管理します。
食材でいくら、お酒でいくら、外食で……と細かく予算を決めることで、使いすぎを防げるでしょう。
二人で「食費を予算よりも少なくする」という目標をたて、余ったお金で月末にちょっと特別なレストランで食事をするといった楽しみ方もできます。節約によって浮いたお金をどう使うかは、二人暮らしでの食費の節約において大切なモチベーションとなります。
食品ロスを減らす
食品ロスというのは、食べられる食材を廃棄することです。食費の無駄であり、環境にも悪影響を与えます。
農林水産省が行った調査によると、日常生活において発生する食品ロスの原因で多かったのは、「消費・賞味期限内に食べられなかった」と「購入後、冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れてしまった」でした。
二人暮らしだと、どちらかが買ってきた食材をうっかり放置してしまった……というシチュエーションが考えられます。それをできるだけ避けるには、先述の計画的な食材のまとめ買いも有効です。
節約と合わせて、食品ロスゼロも目標にしてみましょう。
ふるさと納税を活用する
食費の節約には、ふるさと納税の利用もおすすめです。
ふるさと納税とは、住んではいなくても応援したい、生まれ故郷などの自治体に寄付をすることができる制度です。寄付した金額に応じて所得税の還付や住民税の控除を受けることができます。
この寄付への返礼品としてその土地のおいしい食材や名産品などを贈っている自治体があります。ふるさと納税を利用して寄付をし、その返礼品としてお米を選べば、普通にお店で購入するよりもはるかに小さい出費でお米をもらうことができるのです。
ただし、ワンストップ申請や、確定申告を忘れてしまうとメリットである税金の還付や控除を受けられなくなってしまうので注意しなければなりません。
単価の安い食材のレシピを調べておく
単価の安い食材のレシピを調べておくことも大切です。
スーパーに行ったら単価の安い食材に注目してみましょう。もやしや豚コマ肉といった定番の低価格食材以外にも、袋入りのカット野菜、きのこ類、豆腐なども通年で安く売られていることに気づくはずです。
これらの食材をうまくレシピに取り入れてみてください。
ただし、一緒にテーブルを囲むパートナーのことも配慮して献立を考えましょう。
おかずが全て「食材が安かったから」という理由だけの食卓は、味気なくなりがちです。1点は旬の食材を付け加えてみたり、味付けや調理方法を工夫するなどして、飽きないおかずになるよう心がけましょう。
飲み物はマイボトルを活用!
飲み物は、ペットボトルで購入するのではなく、マイボトルを使用することで節約になります。
ペットボトルの飲み物をコンビニで購入すると、140円ほどかかってしまいます。その点、家庭でつくれるティーパックなどのお茶は、たいへんお得です。
1パックで2L程度作れて、1袋に50回分ほど入っている商品も多いです。毎日、水分補給のためにお茶を飲む習慣がある二人なら、大きなピッチャーにお茶を作って常に冷蔵庫に入れておきましょう。ペットボトルのゴミも減らせます。
二人でお揃いや色違いのマイボトルを持つのも素敵ですね。
自家栽培に挑戦する
近年、野菜の自家栽培が流行っています。豆苗の再生栽培は、試したことがある方も多いのではないでしょうか。
豆苗なら土もプランターも要らず、お皿と水と日光さえあればぐんぐん育ちます。収穫して食べるのはもちろん、育っていく過程を見守るだけでも二人で楽しめるでしょう。
もう少し本格的な自家栽培がしたいという二人なら、大葉やバジルをベランダのプランターで育ててみましょう。
ハーブ類は、スーパーで購入すると割高です。自宅で育てられれば、無料で摘み放題ですから、バジルたっぷりの本格ジェノベーゼパスタも安く作れます。
食費金額別!献立や食費を抑えるコツ
これまで、二人で楽しみながら食費の節約ができる方法をご紹介いたしました。
節約を成功させるには、「1ヶ月◯万円以内におさめる」という1ヶ月ごとの目標金額を立てることが大切です。
1ヶ月の食費金額別に、献立のヒントや節約のコツをご紹介いたします。
食費2万円の場合
二人暮らしで食費を2万円におさえるのは、かなり高度な節約テクニックが求められます。
先程ご紹介した節約術を全て活用するレベルでしょう。
ふるさと納税の返礼品でもらったお米で握ったおにぎりを昼食にして、特売日にまとめ買いした食材と、自家栽培の薬味をふんだんに使って料理し夕飯にいただく……といった毎日です。外食も、我慢するしかないでしょう。
二人にとって、節約のゴールとなる目標(豪華な結婚式や海外旅行)があれば、頑張れるかもしれません。
食費3万円の場合
二人暮らしで食費を3万円におさえるとなると、週あたり約7,000円、一日あたり約1,000円使える計算になります。
2万円の場合は一日あたり約700円ですから、それよりは実現できそうな目標と言えるでしょう。ただし、まだ外食はなかなかできない金額です。
献立は、100%お肉のハンバーグではなく豆腐を混ぜた豆腐ハンバーグなど、ボリュームのある節約料理でお腹いっぱいにして、自宅で贅沢気分を味わいましょう。食費の節約のために、量を減らすことは健康上おすすめできません。
毎日の食費をできるだけ1,000円以下にして月末に集計し、◯◯円得した!と言って喜びあえるようなスタンスで二人の節約を楽しめるのが理想的ですね。
食費4万円の場合
二人暮らしで食費を4万円におさえるのは、初めてでも目標にしやすい金額です。
冒頭でお伝えした通り、二人暮らしの平均食費は約5.2万円です。現在、ちょうど平均くらいの食費がかかっているなら、約1万円分の節約にチャレンジしてみましょう。
いきなり、安い食材だけをまとめ買いして、食費の節約を始めるのはハードルが高いと感じるかもしれません。その場合は、日常的に購入している食品や飲料の出費を算出してみるのも一つの手段です。
1日1本、200円の缶ビールを飲んでいたら、1ヶ月で6,000円になります。二人で飲んでいたら、さらに倍の12,000円ですね。夕飯後に二人でお酒を飲む時間は特別なひとときかもしれませんが、節約をかねて健康のためにも飲酒の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
二人暮らしの生活費を抑えるなら食費以外も見直してみよう
ここまで読んで、二人暮らしの食費とその節約方法について、理解が深まったのではないかと思います。
二人暮らしの費用を抑えるなら、食費だけでは限界があります。それ以外の生活費の見直しも必要です。
食費だけの節約じゃ結果が出ない、生活費全体を見直したいという二人のために、食費以外の節約ポイントをご紹介いたします。
家賃
毎月の出費として大きな割合を占めるのが、家賃です。
二人にとって、住居に求めることはなんでしょう。意外と、そんなことを話し合ったのは引越しの時以来という方達も多いのではないでしょうか。改めて話し合ううちに、今住んでいる住居にこだわる必要は無いという結論に達するかもしれません。
家賃相場は、駅までのアクセスの良さや、築年数によって大きく変わります。
月々の出費を減らすために、今よりも安い家賃の物件に引っ越すという方法も検討してみましょう。
光熱費
光熱費は、家賃や食費に比べると大きな金額ではないかもしれませんが、毎月必ず発生する固定費ですから意外と重要です。
電球はLEDのものに交換してみる、待機電力が多く発生する電気機器を使っていない時はコンセントを抜いておく、といった工夫をしてみましょう。
ささいなことですが、日々の積み重ねが大きな結果につながります。
スマホ・通信費
最近では、スマホも格安のプランが次々と出てきています。節約をしたいけど、スマホのプランは何年も変えていない……という方は、毎月もったいない出費をしているかもしれません。
プランやキャリアの変更で月額使用料が安くなる可能性もあります。
また、自分のスマホの使い方も、一度見直してみてください。
あまりネットを使わないのに、データ容量(いわゆる「ギガ数」)の大きなプランに入っており、毎月のデータ容量を消費しきれていない人もいるのではないでしょうか。また、通話をよくするのに、通話が安いプランに加入していない、また、いらないオプションに加入してしまっている人もいるかもしれません。
スマホを買い替えたときの契約でそのままオプションを継続しているなら、一度料金プランやオプションを確認してみましょう。
娯楽・交際費
節約のせいで、二人にとっての毎日の楽しみがなくなってしまうという事態は避けたいものです。週末のレジャーや、親しい友人とのお出かけといった娯楽費・交際費は、どんなに節約をしていてもゼロにはしないようにしましょう。
二人で「節約が成功したら、浮いたお金でテーマパークに行こう」といった計画を立てるのも、節約のモチベーションになるかもしれません。
まとめ
二人暮らしにおいて、食事はとても大切な時間です。
これまで二人バラバラに外食をしていて、出費がかさんでいたなら、食費の節約をかねてできるだけ自炊し二人で食卓を囲むようにしてみてはいかがでしょうか。
今度はあれを作ろう、これを買ったら安く作れるかも、といった会話をしながら、二人で食費の節約を楽しめることが理想的です。
生活費全体を見直して節約をするなら、まず二人にとっての節約のゴールを決めて、毎日の積み重ねを続けるようにしましょう。
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